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2026年7月6日月曜日

The Guild II Renaissance ベータ v4.6 の日本語化MODのこしらえ方

 なんと、16年前の2010年に発売されたThe Guild II Renaissance の開発が再開され、帰ってきました。

まだベータですが開発元はかなりやる気なようで、日を措かず更新が続いています。様々な改善点があり、パッチノートが出るたびにうれしさと驚きの連続です。

その中に、公式以外の言語へのサポートがありました。

そこで実験してみると、有志の方々がリリースなさったv4.211用日本語化ファイルを、従来のような手間をかけずにv4.6betaに適用できることがわかりました。

具体的には Mod として翻訳文を適用させます。そのため、v4.211までと違い、ゲーム本体に上書きする必要がありません。不要になったらすぐに抜去できます。

Mod化の方法は "steamapps\common\The Guild 2 Renaissance\mods_info\Language_Installation_Guide.txt" に記述されています。

概要は以上です。


steamクライアントを前提とした手順は以下の通りです。

  1. すでにゲームバージョンv4.211を日本語化済みだった場合、ゲームの公式最新版(v4.211)をインストールしなおしたり、バックアップを復元したりファイルの整合性をとるなどして、オリジナルのText.dbtを取得する必要があります。
    The Guild2 日本語化Wiki様で配布なさっておられる日本語化済みText.dbtでは原文が失われているためv4.6と比較できず、差分が取れないためです。

  2. ゲームのプロパティを開き、下記画面左の「ゲームバージョンとベータ」メニューを選択し、patch_4.6を選択します。
    なお、元に戻す場合は「デフォルトの公開バージョン」を選択してください。
    この画面では選択するだけでゲームバージョンが変更されてダウンロードが開始されてしまいますので、従量課金回線をご利用の方はご注意ください。

  3. v4.211のオリジナル(英文)のText.dbtとpatch_4.6のText.dbtとの差分を取得してください。この際、Text.dbtファイルの文字コードはUTF16ですので、nkfなどのフィルタをかませるか、または直接UTF16に対応したdiffツールが必要です。

  4. この際、両Text.dbt間で重要なのは、削除箇所や追加箇所でなくて、変更箇所です。
    削除箇所は単純に参照されないでしょうし、追加箇所は(つまり有志版v4.211のText.dbtにない訳文は)オリジナルの英文にフォールバックして表示されますが、変更箇所は変数を表示する個所もあり危険です。修正をお勧めします。

  5. 例えばオリジナルのv4.211とv4.6の違いは以下のようになっていますが、項番2が修正をお勧めする対象です。
    1. v4.6で廃止されたID
      2288
      2289
      2291
      2292
      2293
    2. v4.211とv4.6で同一IDで異なる文字列
      4368
      4369
      4374
      4377
      4380
      4395
      4397
    3. v4.6で追加
      16649~17117

  6. 上記画面左メニューの「インストール済みファイル」を開き、「参照...」ボタンを押してください。
    すると、ゲームがインストールされたフォルダが開きます。

  7. modsというフォルダがありますので開いてください。

  8. ja_testという名前のフォルダを作成して、開いてください。

  9. modinfo.txtというファイルを作ってください。

  10. modinfo.txtを開き、以下の内容をUTF8(ていうかasciiだけど)で保存してください。
    ModArchitecture=4.67

  11. DBというフォルダを作成して、開いてください。

  12. Languages というフォルダを作成し、開いてください。(sを忘れがちです)
    ここまでで mods\ja_test\DB\Languages というパスになっているはずです。

  13. ここ(mods\ja_test\DB\Languages)にThe Guild2 日本語化Wiki様からダウンロードしたText.dbtを保存してください。

  14. そこ(mods\ja_test\DB\Languages)にTables.dbtというファイルを作ってください。

  15. Tables.dbファイルを開き、以下の内容をutf8で保存してください。
    // Table File
    // by ayumi
    
    Table Description:
    "id" INT 0 | "name" STRING 0 |
    
    Data:
    1   "Text"   |
    

  16. 上記で英語版MODのふりをした日本語化MODができました。
    本来ならばさらに#japaneseとして本当の日本語化MODを作れという仕様なのですが、そうするとタイトルロゴが白い矩形になってしまうので現時点ではこのままにしておいたほうが良さそうです。
    betaが外れたらいずれその問題はなくなるかもしれません。

  17. MODを有効にするためにランチャーから起動してください。

  18. Modsを選択してください。


  19. 先ほど作成した"ja_test"をアクティベートしてください。
    上記画面の緑色のボタンを押すとアクティベートされます。

  20. この画面が出たら友達がいないならスキップしてかまいません。

    私にはいません

  21. おめでとうございます。

  22. フォントをインストールしていないのに、訳文も追加していないのに、しっかり日本語化されました。
    翻訳者の皆様、そしてゲーム開発を再開して、多国語化対応に目を向けてくれた皆様、ありがとうございます。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。


2019年1月12日土曜日

The Guild II:Renaissance + MegaModPack 0.95用日本語化

あけましておめでとうございます。
なんでいまさらThe Guild II:Renaissance + MegaModPack 0.95なのか。
それは、以前0.8用の翻訳に手を付けてしまったからです。。。
自業自得です。
そういえば0.8用の翻訳も正月早々にやったんでした。

で、超めんどくせーと思いながらMegaModPack 0.82とMegaModPack 0.95の追加・変更されたテキストを翻訳してみることにしました。

とりあえず差分を比較してみた結果、追加607件、変更221件、削除72件、合計900件もの変更がありました・・・

結局翻訳は手動でやるしかないわけで、追加変更分を涙目になりながら翻訳シートを埋めてみたのがこちらです。ま、ほとんど機械翻訳なんですけどね。
後期中年者から初期老齢者の境目になるとコピペ900回とかかなりツラい。
Weblioさん、Google Translateさん、いつもありがとうございます。
Google Translateさん、奇妙な造語をするクセ、なんとかしてください。

しっかし、あれですな。
久しぶりにシートを眺めると、機械翻訳のままのところ、本当にひどい。
以前からわかっちゃいるけど、訳文、18,000行くらいあるしね。一人じゃ無理だし、そもそも全然需要がないからいいよね。

で、成果物はこちら0.82用との絡みでファイル名をText095.dbtに変えてあります。ダウンロードしたらText.dbtにリネームして使ってください。
ついでに、気に入らない翻訳があったら是非直すのにご協力いただければ幸甚です・・・まぁねえよな

そんなわけで本年もよろしくお願いいたします。


おまけ:
シートから直接dbtを作るスクリプト
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#!/usr/bin/env python3
 
#
# MegaModPack0.95用翻訳「元」シートから0.095用のText.dbt を生成するpython3 script.
# input:
#       1. 0.95用シートのtsv
#          tg2tsv_095.tsv
# output:
#       0.95用のText.dbt
#           Text095.dbt
#
 
import re
 
def make_dbt():
  regpattern = r"^\"*(\d+)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\t\"*(.*)\"*\r*\n$"
  reg = re.compile( regpattern )
   
  with open( r"tg2tsv_095.tsv", "r", encoding="utf-8" ) as fin:
    dic = dict()
    for line in fin:
      m = reg.match( line )
      if not m :
        continue
      index = m.group(1)
      id = m.group(2)
      en082 = m.group(3)
      ja082 = m.group(4)
      vanilla = m.group(5)
      en095 = m.group(6)
      ja095 = m.group(7)
      type= m.group(8)
      if ja095 == "" and en095 != "" :
        raise TypeError('Japanese translation is not completed!!')
      dic[ int(index) ]  = [ index , id, ja095 ]
 
  keys =  sorted(dic.keys())
  isfirst = True
  with open( r"Text095.dbt", "w", encoding="utf-16" ) as fout:
    for key in keys:
      if isfirst == True :
        isfirst=False
        fout.write("//Table File\n//by RUNEFORGE Game Studio\n//Translated by ttgcameback.blogspot.com\n\nTable Description:\n\"id\" INT  0   |\"label\" STRING  0   |\"english\" STRING  0   |\n\nData:")
        fout.write("\n")
      arr = dic[key]
      line = arr[0]
      line +="   \""
      line += arr[1]
      line +="\"   \""
      line += arr[2]
      line += "\"   |\n"
      fout.write(line)
 
make_dbt()

2017年1月6日金曜日

The Guild II: Renaissance 4.211 + MegaModPack 0.82 のテキストを和訳してみた

*** 2019/01/12 追記 ***
あけましておめでとうございます。
MegaModPack 0.95用のテキスト和訳をしました。こちららどうぞ
*** 追記ここまで ***

あけましておめでとうございます。

本年もこのような場末で細々と恥をさらしたりしてまいる所存でございますので、どうかお見捨てなきようお願い申し上げる次第でございます。
(表題のテキストデータがお目当ての方は以下の駄文を無視して下にどんどんスクロールしてください)

さて、数年前に確か\98だかで買ったまま放置していた The Guild II: Renaissance というゲームがあったのを再発見して、年末にやってみましたところ、結構面白い。

そこで、世間様の評価はどうなのかと思って改めてこのゲームに関して調べてみたところ、バグだらけで満足に遊べないということで完全に見捨てられている模様です。

バージョン4.21で遊んでましたが、実際のところは致命的なバグは特になく、セーブデータが破損することもなく、突然CtDすることもなく、250年くらい継続して遊べました。ゲームの開始年が1400年ですので、さすがに同一の家系で1650年までプレイしていると飽きてしまいましたので別の一族で別マップでリスタートしましたが、継続していても全く不安を感じない安定感はありました。

肝心のゲーム内容としては、free willができない中世ヨーロッパ版Simsってところでしょうか。Sims2は屋内だけなので3が近いかもしれません。都市もマップ次第ですが最大3つ用意されています。
一族の人々は自発的には何もしないので、徹頭徹尾プレイヤーが一族の繁栄のために一族の中から最大で3キャラを操作していく必要があるため、放置して眺めるというプレイはできません。また、操作キャラから外すと二度とそのキャラは操作できなくなるので一族で都市の政治ポストを牛耳るといったようなプレイの場合に工夫が必要になってきます。

個人的には別に政柄なんぞまるで握りたくもないのですが、商売を一定規模以上に拡大するには肩書が必要で、一定以上の肩書を得るには国内で名が知られている必要があるのですが、その肩書を得るための条件を満たすために市長とか王など高位の役職をこなして社会に対して責任を果たし続ける必要があるというのが面倒ながらいかにも中世ラシイ感じです。
フリーウィルができればある程度利益を出し続けるチェーンを作ってしまえば見てるだけでシムどもがやらかす騒動を楽しめるのですが・・・

今年はこのゲームの続編の The Guild 3 が発売予定のようで気になりますが、おそらく前例からすると発売から数年はバグだらけで起動すら覚束ないありさまになって客を取り込めないまま下火になって話題にすらならなくなるのが落ちではないかと思われますので、これまた\98になったら購入してみるとして、The Guild II: Renaissanceでもプレイの幅は十分広いのですから3が捨て値になるまで十分遊べると思います。

そうなると、日本語化したくなるわけです。
先人がすでに和訳を行ってくれているのでそれを導入すればいいのですが、これはほぼ機械翻訳だけという状況で更新が停止しています。
需要がないうえに文書量が膨大なのでモチベーションが湧くわけがないことはテキストデータをみてよくわかりました。むしろ機械翻訳にかけてデータを公開するだけでも相当な手間がかかったはずです。ほとほと頭が下がります。愛を感じます。

そこで、先人への手向けとして折角フォントと、機械翻訳とは言えどもver4.211で使える訳文があるのですから、それにMegaModPack 0.82用の機械翻訳を追加してみました。
追加元はこちらで公開されておいでのtg2ルネサンス用のデータRenaissance20160127.zip(2016/01/27 Renaissance用,機械翻訳・職名変更)です。むろん、ご利用の際は同サイトで公開されておいでのフォントが必要です。
なお、Text.dbtはgoogle様によって音声データとして再生されようとする場合がありますが、ただのテキストですので何も聞こえません。そのままダウンロードしてください。

作業シートはこちらです。
過去の反省により、直接の編集はご遠慮いただいております。
ご利用くださいます場合はご自分のドライブにコピーするなどしてご利用ください。

ヘッダをつけて列A,B,Dを抜き出して整形してUTF16Lに変換するとText.dbtが出来上がる寸法です。整形例は文末にスクリプトサンプルを置いておきます。

シートの背景色が赤っぽいのは4.211からMegaModPack0.82で変更があった部分、深緑っぽいのは追加された部分です。その文量、引用元(追加元)とあわせて都合およそ17300文。
まあ自然な日本語になるように精査するなんて気になるわけがないですわな。
元データを作った人はほんとにつくづくすごい偉業を成し遂げられたと思います。

ま、だれのお役に立つかどうかはわかりませんが、こんな具合に比較しやすいシート化しておけば、自分が気に入らない訳文を変更するには便利かと思いますので敢えて公開させていただき、本年の年頭の辞とさせていただきたく存じます。

以上、それでは読者の皆様におかれましても、良い一年となりますようにお祈り申し上げます。