本日、help.txt, gm_help.txt, t_basic.txtを含め、一通りの和訳を終えました。
協力者どころか、訳文を必要とする人が現時点では国内にまるでいないので、結局一人で全部担当することになっちゃいました。これでだれかCapitalism Labを知った時に、日本語化されてるのか!じゃあ買うか、となってくれたらとても嬉しいなぁ。
まだ誤字脱字、textフォルダ内にない英文のTranslate.TXTへの追記漏れはあるでしょう。
また、TutorialとScenarioについてはtranslateしていいよ、とはEnlightさんはお許しになってないのでここでは措きます(もっとも、それについてもCapitalism Labのフォーラムで要望を出しておいたのですが、まるで無視されている状況です)
なんだかんだでやればできるもんなんですね。自分でもびっくりです。こういうのは結局やる気と気合の問題なんだなぁ、とつくづく思いました。
日本語における経済学用語と英語での表現の違いには、大学時代に簿記の講義をうけたよーな気がしますが、それも何十年も前ですし、すっかり忘れている素人にはずいぶん苦しまされました。また、インフレハト派とかタカ派とか(ハト派が容認する側でタカ派が否定する側なんだそうです)、株価純資産倍率とか株価収益率とか、Economic PolicyがUltra Looseなのは「超低金利政策」を意味するとか、そういう表現があること自体を知らなかったので大変勉強になりました。
それに、ナントカカントカ日本語版ってのがやけに高くなる理由がよくわかりました。
単純に英文を和訳すればいいんじゃなくて、英文を書いてる方がまるで国際化に無理解で、訳しても反映されない(変換処理が必要だっていうことをコーディングしている担当者がまるで忘れてる上にテスト項目にも入っていないんですね。このため、今回の和訳作業でも、折角和訳してもゲームに反映されていない文章がいくつもあります。私が、というより要するに英語圏以外の開発者では、まず文字列IDを振って、そのIDから表示するための文字列を拾ってくるのは20世紀からの国際化対応の常識中の常識なのですが、彼らはそんな常識などお構いなしです)だの、語順が変更できなくて英文法を強制されるだの、英語では同じ単語でも外国語ではまるで違う意味になるのにもかかわらず訳語を変えられないだの(例えば一番困ったのがInventory。こいつは日本語では在庫って意味と棚卸資産という意味を持ちますが、英語ではどっちも"Inventory"です。結局私の手にあまり、両方併記しました。いい案を思いつかれましたら、どうかこちらを編集してください)、英語圏ではよく使われるけどASCII文字以外の文字が、外国語圏ではまるで使えない(例えば日本でいうとマルイチ①みたいな)文字がさりげなく、しかししっかり扱えない文字として屹立しているだの、そういう事柄に向き合う費用が、要するに翻訳費用じゃなくて管理工数とテスト工数がやたらとかかることがよくわかりました。
そりゃあ高くなるわけですよ。。。
ともあれ、画像データ内の英文の和訳をした上で再変換したデータも用意できましたし、翻訳上の様々な問題をEnlightさんに報告もしたし(本当はもっとバグを見つけてるんですが、あまりにも多いので最低限にとどめました。もっとも、ゲームがクラッシュするバグ以外には興味を示してもらえませんでしたが。。。会社規模からいって仕方がないですよねぇ。優先度の問題ですね。でもあと3つ、クラッシュするバグを見つけちゃったんだよなぁ・・・)
ここまでやれば、私の「言い出しっぺの責任」は、一定の責務を果たし得たとしていいんじゃないかなあ?と、勝手ながら思う次第です。
これがどうかどなた様かのお役に立ちますように。
Capitalism Labの日本語化をして頂き本当に感謝です。
返信削除今日動画やこのサイトを見て、DLC含むすべてを購入しました!
チュートリアルしかしていませんが、日本語なのもあり
楽しいです!
DLCも日本語になるといいんですが、まぁないですよね・・
英語1ですが、翻訳しながら頑張ろうと思います!