サーバ(Linux)のシステムとホームディレクトリのパーティション用に購入したSSD、MSI S270 960GB。5年保証付きなのに激安でした。
購入してから2806時間を経過したので、そろそろTBWが気になるお年頃です。
早速smartmontoolsでもって累計書き込み時間を見てみました。
smartctl -A の結果は
ID# ATTRIBUTE_NAME FLAG (略) RAW_VALUE
9 Power_On_Hours 0x0012 (略) 2806
(略) 241 Total_LBAs_Written 0x0012 (略) 467
467ってなんじゃい!!
RAW VALUEは生値ってくらいなのでメーカー毎にまちまちです。smartmontoolsを使う際の単位不明あるあるケースですね。
ということで単位が何なのか調べてみました。
といってもたいしてやることはありませんでした。
smartctl -l devstat で見てみると
Device Statistics (GP Log 0x04)
Page Offset Size Value Flags Description
0x01 0x010 4 2806 --- Power-on Hours (略) 0x01 0x018 6 981352770 --- Logical Sectors Written 0x01 0x028 6 4076567750 --- Logical Sectors Read
しっかりと論理セクタ書き込み回数が取得できましたので、論理セクタサイズは smartctl -a で取得すると512バイトということだったので、
981352770 * 512 ÷ 1024 ÷ 1024 ÷ 1024 = 467.9... となりました。
従いまして、MSI S270におけるTotal_LBAs_Writtenは、LBAsとはありますが実際には単純に「書き込み済み総ギガバイト数」でした。
いや、GiBだからギビバイトというべきでしょうか。
面白いですね。ストレージの容量はGB(1,000,000,000)単位なのに書き込みデータ量はGiB(1,073,741,824)単位なんですねえ。
だから何だといわれても困るのですが。。。営業と技術の部門間の考え方の乖離が垣間見える気がします。
個人的には20世紀から連綿と狂ったようにストレージへの書き込みアクセスを抑止するために最悪でもtmpfsを無理やり利用するなど散々苦労してきたことがここで目に見えて感無量です。
以上、ここまでお読みいただいてありがとうございました。
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