2016年9月16日金曜日

Xperia A(SO-04E)の連打病を発症。3年経過後も無償修理。

2016/9現在、ドコモの回線を持っている者がドコモから買ったXperia A(SO-04E)の件(要するに私自身の体験)は表題の通りです。

白ロムの人はわかりません。手を出したことがないから。

美品でも安いし、当時としては結構いいCPUとサイズ感、メモリ2GB/内蔵ストレージ32GB、5GHz帯も掴めるWifi、いまや珍しい電池交換可能だからいいな~、1,2年使えたらラッキー!
とおもって格安お買い得白ロムとしてこの機種に手を出そうとしている方は要注意です。

この機種には「連打病」という持病があります。その潜伏期間は2年から3年。
つまり、いま白ロムとして出回っているこの今が旬なのでございます。

発症率は修理に出す時に聞いた話でもドコモショップの方が躊躇なく認めるほど高確率。

買っちゃった後にドコモに問い合わせてみる価値はありますが、ドコモショップ店頭では最低880円~最大50868円の範囲内で修理額がかかるヨ、という杓子定規のいつもの木で鼻をくくったような回答しかしてくれないでしょう。
店員さんが「これは無償修理です」と言ったら・・・まあ、あるのかどうか知りませんが、いや、あったら驚きですが(桃の木もつけましょうか)、それはラッキー。
その後は「実はXXX円です」とは言われません。本当に店員さんがそういって、そういう書面で修理に出せたら、基盤交換だろうがなんだろうが確かにタダになります。そういう修理契約だから。口頭では説明されてなかった但し書きが書面についてなければね。
修理契約時はよく確認してくださいね。ドコモショップなら必ずA4用紙に4枚ほども印刷してあれやこれや権利関係をしっかり確認してくるはずですから、それを端折るショップはやばいので要注意。

なので、安請け合いしてしまえばそれ以上の修理費用がかかろうと、契約を顧客と直接結んだドコモの負担になってしまいますので、ドコモの窓口業務代行を請け負っている代理店の方であればなおさらそんなことはできません。まともな店員さんでしたらそれはできませんから「見積もりが必要です。もし実費がかかるとしたら前述の額がかかることがありますよ」という対応をしていただくことになります。
そらそーだわな。

ただ、見積は、さすがに天下のドコモ経由だけあって無料です。
これはお得。Sonyと直接取引したら見積もり費用は有料、修理受付窓口は日本に4箇所しかない、配送なら封筒サイズだろうが何だろうが謎のSony物流機構に最低でも実費以上の4桁の配送料をお支払い、と、とても気持ちいい対応をしていただけるのであの会社とはドコモを挟んでワンクッションおいてお付き合いするほうがよろしゅうございましょう。

修理費用見積額が気に入らないとなれば、お断りしてしまって構いません。発症したXperia Aは横向きで使うか戻るボタンアプリかなんか使って使い倒すか、素直に捨てちまい、きれいさっぱり忘れると精神衛生上わりといい感じになれるでしょう。

私の場合はケータイ補償お届けサービス(保険商品名です)で修理額上限が5000円に収まる3年を過ぎた段階で修理を申し込みましたので、やはり最低880円~最大50868円と言われました。
ドコモショップの方によれば(さらっと言っていたけど)言わなくちゃいけなんだそうです。最大額をご案内しなければならないそうで、それはまあそうよね、としか申し上げようがない。

お互い、無償になるよねぇコレ、ということが分かっていても、修理するなら最低額は880円。最低額は0として受け付けることは絶対にドコモの組織としてあり得ないらしい。
ドコモショップの店員さんになにこれ?ときいてもどういう場合にこの額だヨ、ということは教えていただけませんでした。
私もそれ以上は聞きませんでした。その書面が出来上がるまでにもう1時間以上経過し、うんざりしていたし、多分ショップの方も、明細までは知らんのでしょう。モニタ上に現れた数字を顧客に伝えるだけ、そのドコモから提示した数字には内訳なんぞ記されてはおらんでしょう。ドコモショップの店員さんはドコモの社員でも何でもないし、わかりようがありませんわな。

むろん、修理を断ってケータイ補償お届けサービスを利用して5000円で交換してくれ、ということは可能なので言うほうも聞くほうもお気楽なもんです。

お互い無償修理になることはわかってるんだがこれだけは言わせてくれ的な前置きで必ずお客に言わなければならない3つの選択肢があるんだそうです。
これはこのショップ経営会社の規則なのかドコモの規則かはわかりませんが、曰く、

一つ、修理する道を選ぶ
一つ、ケータイ補償お届けサービスを使って5000円を支払い、いまここで同等品との交換を申し込む道を選ぶ
一つ、機種変更という哀願を受け入れる道を選ぶ

ショップ側は機種変更一択で押してくるでしょうな。
メーカ側はケータイ補償お届けサービスを使ってもらい、とっととサポート負担を免れたいでしょうな
ドコモ側は、一番中間手数が多い修理以外ならまあ・・・ってトコロかしら?

キャリア側とメーカ側の都合としては、ケータイ補償お届けサービスを使って修理なんて言う工数のかかることは選択せずに有無を言わさず交換対応させてくれ、という心の叫びなんじゃないかなーとか思ってみたり。暇人の邪推。

まあ、結局、Sonyの見積もり次第ですけどね。
どこかに異常が認められれば電波法登録修理業者規則電波法関係審査基準の関連法令上すべて直さないとダメという縛りによって例のSony高額修理商法の餌食になるやもしれません。
キャップ一つ外れていても、この製品が満たすべき防水性能に支障があるから交換となりますよ。むろん、そこはそのままにしておいてください、とお願いしたところでメーカとしても直さなければコンプライアンス違反になるので直します。むろん、有償です。

計画はご利用的に。

私の端末もまだ修理から帰ってきていませんが、あまりに見積もりの返答が遅いのでドコモの修理担当部署に進捗を聞いたら、無償修理になったので見積もりの連絡をせず、あと一週間ほどで返送予定とのこと。
確かに無料の場合は治るまで連絡なしという話は事前に説明がありました。

以上です。
以下は、ぜーんぶ余談です。上もかなーり余談でしたがもっと余談です。

NTTドコモの販売するXperia A(SO-04E)という携帯を3年前の8月に購入しました。
そして3年後の8月に壊れました。

ピッタリ3年。

ドコモのケータイ補償お届けサービスという、3年間は故障しても修理代が上限5000円になるという保険商品がありまして、それに加入していたのですが、保険期間が満了した当月にこのありさま。

これまで使ってきたSony製品はパッと思いつくだけ列挙してもトリニトロン管やらウォークマンやら据え置き型MDプレーヤやらミニコンポやらBluetoothオーディオレシーバなどがありましたが、ことごとく数年で故障しました。我ながら、ここまでわかって買ってるならもはや自己責任としか申し上げようがございません。
しかも修理の見積もりをお願いすると、新世代の商品を新規に購入するよりも高い修理代をご請求してくださるほど丁寧な修理をしてくださるという経験をしていたので、用心のために保険に入っていたのに、きっちりそれを回避して、このたびはかっきり三年で故障してくださいました。

この高い技術力の前に、私はひたすらひれ伏すしかありません。

20年あれこれ携帯端末を使ってきましたが、端末が故障したなんていう事態に遭ったのは幸いにして?初めてでした。初体験なエクスペリエンスをもたらしてくれたSony。ビバSony。DRC-BT60Pの有機ELといい、こいつら保障期間ギリでしか考えてねえな。さすが選択と集中、高い収益率!イッツアソニー!最近聞かねえなこれ。

ところでこの連打病、「連打病」という症名まで命名されるほど相当高頻度で発症するようです。

この故障(病気?)はいきなり、前触れもなく唐突に発生します。
私の場合も、数時間前までなんともなかったのに、ちょっとメールを確認するために画面をつけたら発症していました。

発症直後はタッチパネルの下部のホームやバックボタンがある領域を、文字通り連打しているかのような高速な入力反応のため使い物になりません。
そのままでおくと、一定時間後(翌日あたり)に、今度は一転して連打されていた領域にあたる範囲のタッチパネルの反応が一切なくなります。

そうなると、画面下部領域以外は操作可能となりますので、画面の回転やらで工夫すれば、結構何とかなってしまいます。
しかし、当然縦向きにしか操作できないアプリなどにはこの手は通用しないので、やはり不便ですし、どうやら反応しない領域が徐々に広がるようで、たまにさらに上の領域が連打されたりするときもありました。

もう3年だし、買い替えようかとも思いましたが、キャリアで売ってるのはどれもこれも価格の割に魅力が乏しい気がします。
そりゃ個々に見ればそれなりにいいし、確かに高機能、高性能。
そーなんだけど、なんかソソる機種が全然ない。ありていに言うと、代わり映えしない。

そう思って改めてXperia Aを眺めてみると、ああ、こいつは随分と傑作なんじゃないか、と改めて認識させられました。
そらまあ、今となってはH.265のデコードもハードウェアじゃできないわ伝言メモ機能という日本独自のお便利機能はないわ、と、ケチをつけようと思えばいくらでも出てきますが、いい点も同様にいくらでも出てきますし、実際に使ったら大変よくまとまって使いやすい名機だとおもうんです。

買い替えようと思ったときに調べましたが、最新機種のほうはなんだかいまはちょうど停滞しちゃってる感じですね。

iPhoneの最新機種ですら売り文句が「防水付けました!おサイフケータイつけました!!ヘッドフォン端子取っ払ってあげたおかげで無線オーディオ体験がユーザに新しいエクスペリエンスをもたらすんでございますのよ!!!」とかさ。
なんだかなぁ。
Apple社CEOのたまわく、それなしには生きていけなくなり、想像もつかない新機能がこれだったのかしら?というようなありさまで。
(MSIMEって"のたまわく"が変換できないのねぇ・・・昔普通にできていたような??上の文書で「いわく」は変換できたのになぁ)
Xperiaの最新機種もバッテリを、使用していると膨らんでしまう特性が分かってるのに(最近バッテリ事業を村田製作所に売る決定をしましたが現時点ではばっちりバッテリの専門家がいる企業なはずなのに)ほんとに膨らんじゃうトラブルを起こす程度の強度で電池を設計してしまう、あるいは膨らむことを計算に入れずに筐体設計をするような体たらくです。あんな高密度にエネルギーを蓄えるバッテリを軽視しちゃってるSonyは超コワイ。行きつく先はいま世界中で爆発してしまっている製品を世に送り出してしまったサムスン二世になるんじゃないの?と怖くて手を出せません。

FOMA端末を含め、SIMに下駄が必要ですが使える端末がまだ手元で元気にしているので電話やメールには全く困ることはないので、余計に最新機種を買うインセンティブが働かないのかもしれません。(なお、ドコモの現在のプランではSPモードとi-modeに同時加入はできないので、1SIMでFOMA端末とスマートフォン端末を両立させようとすると切り替えの手続きが必要になります)

そこで、せっかく端末自身は気に入っていることだし、修理に出すことにしました。

いくら高額な修理代金を請求されてもドコモの保険で5000円で同等品交換が保障されているため断ってしまえばいいので、Sonyの高額修理商法なんざ気にしないで気軽にお願いできます。
おまけにもう日本に4箇所しかないSonyの修理受付窓口に足を運んだり、郵送でもいっくらちっこい封筒に入るような製品の修理でも送料がなぜか4桁かかる謎Sony物流機構にもお世話にならずにドコモ経由でお願いできます。
そらそうだよね、Sonyの端末じゃなくてドコモの端末なんだから。

どーでもいいけど窓口が必要ないから4箇所に集約したっていうけどさ、どー考えても釣った魚にエサなど与えるだけ無駄だっチュー経営判断だよねえ。いくら高額な修理代でも請求するには修理できる人材の育成・配置が必要だし、それがやだからあの会社お得意の「交換対応でござるによって新品渡すから市価より高い額を請求させていただくでござ候」戦法を連発してても間に合わなくなっちまったのだろうなあ。お察しいたします。

ほーんとあの会社と直じゃなくてドコモが中間に噛んでいて本当にヨカッタ。むろん、MVNOに比べて随分高額な基本料金を支払っていたからですが、まだ旧プランのままなので月4000円未満ですからありがたいことです。

そもそもどうせこの機種、来年2017年9月には修理を受け付けてもらえなくなります
私がこの機種の前に使っていたガラケーとおんなじ年に修理受付終了。
Sony気質がとっても素敵ですが、気に入ってしまったものは仕方がありません。確かに4年も経てばもう手に負えないほど故障比率が上がってしまい本機種の保険料380円なんぞじゃまるでカバーできますまいから、まあ、仕方がないんでしょう。連打病が治ったところでフラッシュメモリの揮発もそろそろやばそうですし・・・末永く使うものではないことは確かですからねえ。

で、まあ、修理に出すことに決めましたが、実際に店舗に行くとなると営業時間内にいかねばなりませんので、時間が取れるまで、やっぱり連打病で故障してしまった同士と心を分かち合うべく、たまに連打病で検索すると、症例が出るわ出るわでなんだかひどいありさま。

その中で、目を引く記事があり、この故障は無償修理対象だ、というもの。
なるほど・・・ここまで症例が多いのにリコールをせずに修理受付可能期間までこれで乗り切るのか。車と違って命に直接かかわ・・・・・・・・・・・・・・・るかもしらん。これが発症するとキーガード画面の緊急通報のボタンが押されまくるか押せないかの二択になってしまったのです。
インフラ屋のドコモとしては・・・まあいいのかな。よくわかんないけど、(D)よっぽど世間が暇だったら社会問題化しちゃうかもしんないなぁ~(S)リコールやだなぁ~(S)じゃあ無償修理で手を打たねぇ~?(S)まあそれならいいかなぁ~?(D)じゃあまああんまり話題にならないようにこっそり受付し徳和ぁ~。みたいな担当者同士のお話合いがあったりしたりして。ここまでくるともはや妄想か。

ま、いままでさんざん4.6インチのXperia Aがすげえ気に入ってるって話から急に中華タブレットに気が向いたのです。

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