まず結論から申し上げます。10秒でした。
以上です。
以下たわごとです。
過日、12年物の東芝のD01ACA200が突然死してしまいました。よく頑張ってくれました。
そこで、代替を物色したところ、一時期に比べて価格が大幅に上がっていて驚きました。いろいろ検討しましたが、IntelliParkが切れないと評判の一品、WD60EZAX が\14,500円だったので、故障した玉とは別に予防交換用として1玉、併せて2玉購入しました。モデル名とファームウェアのバージョンは両者ともに次の通りです。
Device Model: WDC WD60EZAX-00C8VB0
Firmware Version: 01.01A01
さっそくエージングを行うのと並行して、実際にidle3タイマの値を取得・変更できないか試してみました。
1 2 | # idle3ctl -g /dev/sdb sg16(VSC_SENDKEY) failed: Input/output error |
とのことなので、値すら取れず、駄目でした。なお、idle3タイマを切れる別のWD40EZRZ (ちなみにLoad_Cycle_Countが29,441時間で534,518回) という玉で idle3ctl コマンドの有効性を確認しております。
※Load_Cycle_CountはWindowsで普及しているCrystalDiskInfoでは"ロード/アンロードサイクル回数"と表記されていますので適宜読み替えてください。
で、今回調達したWD60EZAXのうち、よく編集するファイルなどが配置されるドライブに1玉割り当ててみました。そのほうはたった24時間でLoad_Cycle_Countが140回を超えました。ファイルを編集しながらこまめにセーブするだけでどんどんLoad_Cycle_Countが上がってゆくイメージです。こういった使い方だと保証期間が2年とすると17,520時間なので、245,000回となりますので、保証期間内では問題なさそうです。
で、ついでに作業の合間にidle3のタイマー値を実測してみました。方法は次のようなスクリプトを一定時間流してLoad_Cycle_Countの値を見てみるという原始的なものです。
1 2 3 4 5 6 7 | #!/bin/sh while :; do smartctl -a /dev/sdb | grep Load_Cycle_Count #sleep 7 # OK sleep 9 # OK # sleep 11 # NG done |
結果は9秒毎にS.M.A.R.T.情報を取得した場合は増加しませんが、11秒毎だと増加が認められましたので10秒と判断した次第です。
もうひと玉は別OS下で LibreHardwaraMonitor が一秒毎に情報を更新している環境下での利用のため、つまりS.M.A.R.T.値を取得するために毎秒アクセスされるので、IntelliParkの出番はなさそうです。
以上、たわごとでした。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
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