2015年9月28日月曜日

TvRockをいじり倒していたらBSODに。

Windows10で初のBSODに遭遇いたしましたので、記念に記録いたします。
BSODはブルースクリーン・オブ・デスの略で、要はカーネルパニックみたいなもんです。

ここのところ、いろいろな経緯から録画管理ソフトのTvRockというソフトウェアをいじくり倒しています。

とうの昔に開発が終了しているソフトウェアなのですが、これが実に使い勝手が良いので、Windows10に更新して発生した事象について調べたりしているうちにBSODが発生してしまうようになりました。

具体的には、TvRockのバージョンをいろいろ差し替えたり、有志の方がパッチを当てたバイナリを入れてみたり、ごちゃごちゃやっているうちに、スリープからの復帰時に予期せぬ再起動がかかってしまうようになりました。

びっくりしましたが(びっくりしたのは、再起動がかかったことではなく黙って再起動されたことに対してです)、BSODが発生してもWindows10か、もっと前からかもしれませんが、BSODを表示せず即座にリブートをかけて何事もなかったようにシレっと証拠隠滅を図るのがマイクロソフトさんの進む道のようです(設定によって変えられますが、規定値がそうなっているということです)。

よほどへんてこなソフトを入れた挙句に苦情をマイクロソフトさんに持ち込まれて散々痛い目に合ったものとお察しします。
「何もしてないのにおかしくなった」なんてセリフを平気でのたまっちゃう厚顔無恥な奴ってどこにでもいますから、心からの同情を禁じえません。何もしなければ何も起きません。何かすれば何かが起きます。

が、そういうユーザが、BSODが発生したために再起動になった、という情報も知らされずいきなり再起動してしまってさらにわけがわからない状況に追い込まれるという悪循環を作り出していて大変興味深いなあ、と思いました。
もう、この愚民政策はマイクロソフトさんだけでなく、どこもかしこもやってることですから、止められない流れなのでしょう。
まあ、Windows10からはWindowsUpdateも止められないというほどに、どこぞの国の特別委採決も真っ青な強硬っぷり(Homeエディションは設定すら不可)なので、より一層MSさんは責任重大ですね。それこそ「知らないうちにおかしくなった」という主張が正当性を帯びますもんね。

それはさておき、今回のケースでは、手動でスリープに入らせても自動(時間経過)でスリープに入らせても、必ずBSODを引き起こしました。

スリープ解除要因も、例えばマウスやキーボードを動かしたり押下してもBSODになりますし、録画時刻になってスリープが解除される時刻にもBSODになったりと、要因が分からなければ泣きたくなるような事象でした。
イベントログを見ても、KP41問題とかでやけに著名ですがソース:Kernel-PowerのイベントID:41の、

「システムは正常にシャットダウンする前に再起動しました。このエラーは、システムの応答の停止、クラッシュ、または予期しない電源の遮断により発生する可能性があります」

ってやつが記録されているだけです。

わあ、KP41問題だあ!!

・・・ってなわけがないんです。
なんだか巷では大流行になっちゃってますが、KP41問題とか言っている大半の事由は本当に電源に由来するものではありません。
よほどしっかりした設計のサーバ機ならともかく、そんなことまできっちりとログからトラブルシュートできるAT互換機がお手頃価格で市販されているなんてのは幻想と思ってもいいです。

当然、今回もTvRockをガチャガチャいじくっていることが問題であることは明白です。

サバを読んでいきなりNT6.2から10に数字を変えましたが、この辺はWindows2000から私は信頼出来るなあ、と思っておりますので、慌てずまずダンプが残っているかどうかを調べますと、やはりいきなり再起動したように見せていても、きちんとメモリダンプは残されていました。

そのダンプをWinDbgで解析してみると、pdc.sysでVIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERRORを吐いてBSODに至ったことが分かりました。電源管理に関するドライバです。
もっと言えば、スリープ時に関連するドライバのド直球です。

従って、直前にいじっていたTvRockをアンインストールして、そのうえでアンインストール時にTvRockがレジストリから削除してくれない情報を手動で削除しただけでこの現象は収まりました。

こんなふうに開発者でもないのにイジくるようなことをする人はほどんどおられないと思いますが、TvRockをもてあそんでいて、BSODを見せないということを知ってびっくりして思わずこんな記事を書いてしまいました(TvRockがきっかけであって、TvRockが悪いとかどうとかではないことはここで闡明しておきます。まあ、このblogでしょっちゅう記述していることの繰り返しなんですけどね)。

誰の役に立つかわかりませんが、TvRockには2019年問題もありますので、入れ替え作業などでもしもこんなトラブルが発生するかもしれません。
もしかしたらどなた様かに役立つこともあるかもしれないと思い、記録しておく次第です。

0 件のコメント:

コメントを投稿