先に申し上げますが、表題はまるっきり言いがかりです。
死因は全部私の責任と経年劣化によるものです。
ただ、Windows10にしようとしたことで始まる一連のくだらないドタバタ劇を一言で表そうとしたら、今回の表題となりました。
先日、PCの定例フルバックアップが終わったので、ちょうどよい機会だと思ってWindows10にアップグレードしてライセンスを取得しておこうと思いました。
一度やって、手順を確認しておきたかったというのもあります。
アップグレード中、退屈だし、アップグレード後にいろいろ試してみたりするだろうから当分サーバにはアクセスすることはないな、と思い、サーバ(Express5800)で稼働させているLinuxのカーネルのアップデートを行って再起動すると、何やら普段とは違うビープ音が。
驚いてモニタをつないでみると、CMOSチェックサムエラーが発生していたための警報音でした。
アア季節ノ変ワリ目ダナア、今回ハCMOSノ電池切レカ、随分長持チシタナァ、などと余裕ぶっこいてそのままOSを起動させようとしても起動処理途中で再起動してしまう。おまけにそのあと画面が真っ暗になったままBIOSも立ち上がらない。
電源を切って、再度入れると、やはりCMOSチェックサムエラーが発生。
リブート直前までは何の問題もなく稼働していたのだから、ナントカ起動してくれないかと思って何度も再起動を繰り返していると、今度はメモリスロットを検出したりしなくなったりしはじめてしまいました。それも、再起動するたびに見失うメモリスロットが異なる。
起動途中で停止してしまったり、インストールされているメモリを見失ったりするのは、これはCMOSの電池切れで発生しうる事態なのだろうかと考えると、ちょっと怪しいかもしれません。
現在もう一台のサーバ(こちらもExpress5800)も故障中なのを放置してあるため、ついにサーバが0台という非常事態となってしまいました。
しかもPCはWindows10へアップグレード中。思えばこのBloggerさんに間借りさせてもらうことにしたのは、PCとサーバが同時期にぶっ壊れたためでした。今回はまだPCは壊れていませんが、とても嫌な予感を感じてなりません。
思わず連れ合いのWindows7機を咄嗟に見たのは、内心いざとなったらあれを分捕ろうと思ったからかもしれません。
しかし、このサーバも、これまで何度か故障したとはいえパーツ交換で延命し続けてもう8年目。震災直後の計画停電時の故障から4年。前回の電源ユニットの故障からでも丸2年。よく頑張ってくれました。
いまだに性能的に全く不満を感じていないのでとても惜しいのですが、仮に電池交換でなおったとしても、これ以上の使用は危険かもしれないと思い、新規に調達することにしました。
最初は中古も考えたのですが、やはりサーバの中古だと24時間運用され酷使されていただろうからファンなどの可動部品などが心配だなあ、と考え直して、新品でリプレース機を検討することにしました。
とはいえ、最近は格安サーバって見かけないなあ、急な出費で憂鬱だなあ、とかぶつぶつ言いながら検索していると、驚いたことに2店で2万円程度で買える新品のサーバがありました。
まず一方はPentiumG3420/メモリ2GB/HDD250GBで17800円。ただし納期は一か月後。
もう一方はCeleronG1820/メモリ4GB/HDDなし+送料1000円で20980円。納期は1週間後。
どちらもPRIMERGY TX1310 M1。
うーん・・・PRIMERGYか・・・とほんの少し考えてしまいました。
というのは、あれって電源コネクタが独自仕様だから、HDDの次にぶっ壊れるはずの電源がへたったら本体より高い電源を買うか、またサーバを丸ごと交換するかの悲しい択一を迫られるわけです。また、その時に格安サーバが運良く見つかるかどうか。
しかし、それを勘案しても魅力的な価格ですのですぐ買うことに決めました。ともかくサーバが長期間ないととても困ります。
前者の店は価格が魅力ですが納期が不満でしたし、もともとHDDは不要なので、まずは後者の店で1台調達することにしました。
もし具合がよさそうだったら、今度は前者も検討してみたいと思っています。
先に故障していたサーバは単なるファイルサーバ用途でしたが、この年齢になるとHDDを組み付けたら20Kgを超えてしまうサーバ機を持って右往左往するのも随分きつくなってきたというのが、正直なところです。
もう今後は外付けHDDケースでもいいかな、とも思ってケースの値段を見てみると、HDDを4台収容可能なケースはこのサーバよりもお高いのでした。
まあ、経験上ではACアダプタがすぐ壊れるという懸念材料もありますし、下手に多数搭載できるケースは危険かもしれません。
故障中のファイルサーバは余ったHDDをRAID5でまとめていただけ(それでも4台で計1TBにはなっていましたのであながち馬鹿にできません)だったので、最近は大容量HDDもかなりお安いですし、USB3.0の普及で外付けHDDでも十分な速度が期待できますから、4TBのHDDを2台、ケースを2台買って、USB3.0でつなげてソフトウェアRAIDでも構築すればいいんじゃないかな、と思って調べてみると、Windows Vista以後は外付けHDDにはソフトウェアRAIDを構築できない制限が加えられているそうです。
もっとも、外付けHDDでRAIDを組もうなんて話、笑われちゃいそうではあります。
ですが、前提がファイルサーバの代用ですから、HDDが飛んだらハイオシマイ、では話になりませんよね。
だからと言って、RAID機能付きケースを買うという選択肢は、今回購入した格安サーバの数台分はかかりますから論外です。
若返ったつもりでサーバ機の質量を無視すれば別にこだわる必要はないのですが、ここはあくまでもケースにこだわるとした場合、今回購入した代替機でもLinuxが稼働予定ですので、こちらに外付けHDDで(すでにこちらのサーバもシステム1+データ2(RAID1)で計3台のHDDがあるので、さらに2台も内蔵できません。また、拡張SATAカードを増設するとした場合、電源容量が250Wの上、組み付ける場所があるかどうか、さらには組み付け後の通気も懸念材料となってしまいます)RAIDを組んでsambaで公開する、ということになりますが、やはりACアダプタな機器を24時間運用が予定されているサーバにくっつけておくというのはちょっとどうかと。
あくまでもケースにこだわるなら、自分で定期的に2台のHDDを同期してやるのが一番手っ取り早そうです。
手間と時間を惜しまないなら、まあ手動での同期でも構わないとは思いますが、素直にファイルサーバを立てたほうが、結局のところ楽ができるような気がするという、とても間が抜けた結論に達しました。
もうこの際、ファイルサーバを立てずに全部PCに取り込んでおいて、ファイルが必要になったらWoLか手動でPCを立ち上げてもらう運用にしておいて、共有ファイルは定期的に外付けの大容量HDDにバックアップを取るというのが一番楽かもしれませんね。
バックアップ間隔で障害が発生したら泣いて諦めるものと割り切る勇気があれば、ですが。
まあ、これがとりあえずドタバタ劇その1です。
こんなくだらない話がまだまだ続きます。
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