この現象はChrome、Opera、Firefox、Edgeでは発生しません。
ご覧のように英字がことごとく豆腐化しています。
別にIE11を単独で使わなければいいじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、実際にはVisual Studioやらなんやら、IEのコンポーネントを利用しているアプリケーションは結構あるので地味に困ったりします。
IE11を単独で使っている時には一時的に文字化けを抑える手段があります。
インターネットオプション画面を開き、左下にある「ユーザー補助(E)」ボタンを押下して、「Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない(S)」チェックボックスにチェックを入れれば豆腐になってしまっている文字は正しく表示されるようになります。
しかし、この方法ではコンポーネントとして使われているアプリケーションからは設定できませんし、他のサイトでもスタイルを無視されてしまいます。
フォントの表示がおかしくなった場合の定番の対応法である「フォントキャッシュ(%SystemRoot%\System32\FNTCACHE.DAT)を削除して再起動」をしてもなお、この現象がおさまらない場合は、古いバージョンのフォントがシステムに残っている場合があります。
この例ですと、この日本語版のサインイン画面の場合はメイリオですので、古いバージョンのメイリオが何らかの拍子で残っていることが疑われます。
そこで、コマンドプロンプトを起動して次のコマンドを入力して確認します。
cd %WINDIR%\fontsすると、Windows10の場合、正常ならば次の2ファイルだけがリストされます。
dir meiryo*.ttc
2015/07/11 01:30 9,524,020 meiryo.ttcもしそうではなく、上記に加えてファイル名に_0とか_1とかついているファイルがリストされてしまったら、それは古いバージョンのメイリオです。
2015/07/11 01:30 9,740,576 meiryob.ttc
例えば以下のようなファイルです。
2012/06/24 08:24 9,737,516 meiryob_0.ttcこれらのファイル名に_0とか_1とかついているファイルは不要なので、削除するなり移動するなりして%WINDIR%\fontsディレクトリから排除してから先ほどのサイトを表示すると、正常に表示されるようになります。
2009/10/27 17:06 17,159,388 meiryob_1.ttc
2012/06/24 08:24 9,506,456 meiryo_0.ttc
2009/10/27 17:06 16,710,176 meiryo_1.ttc
古いバージョンのフォントが残っていることもレアケースでしょうし、さらに輪をかけてInternet Explorerでしか文字化け(英字が豆腐)が発生しないので、輪をかけてレアなトラブルですが、なかなか気づきにくいかも知れないと思い、あえて記述した次第です。
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