2022年5月18日水曜日

従来型G Suite、無償のまま存続可能へ

色々呼び方があるようで、従来型G Suiteのほかにも、無償版G Suite、Legacy G Suite、はたまた"料金のかからない従来の G Suite"とGoogleさん自身は様々に和名を定義しておられるようですが、要は2012年まで申し込めた「無償で独自ドメインが使えるGmailが使えるサービス」の件です。

このサービスは今年2022年の年頭、1月に廃止されることが発表され、有償版のGoogle Workspaceに移行するか、Gmailが使えない無償版の「Google Workspace Essentials Starterエディション」に移行するか、使用をあきらめるように案内されてきました。
しかし、Google Workspace 管理者ヘルプによりますと、この度、将来的には何らかの制限が加えられるかもしれないが、手続きを踏めばGoogle Workspaceに移行せずに、現在のまま継続して使用することが可能になりました。

手続きというのは、Googleさんに「この従来型G Suiteは非営利目的で個人的に利用しています」ということを伝えることです。といっても、具体的にはボタンというかブラウザ上のリンクを踏むだけです。
早速手続きを終えた後、管理コンソールから確認すると以下のように表示が変わります。
「詳細」をクリックすると以下の画面になります。「個人での利用: 料金のかからない従来の G Suite を引き続き利用」にチェックマークがついていることが確認できます(手続き前はチェックマークの部分が手続き画面に遷移する右向き矢印になっていました)。

なお、すでにGoogle Workspaceに移行した人は、管理コンソールから手続きができません。その場合はサポートに連絡しなければならないそうです。

Google Workspaceに移行する場合も、今回発表された無償版G Suiteのまま使い続ける場合も、いずれも8月1日までに手続きが完了していない場合はアカウントが凍結されます。

まさか無償のまま継続して使用できるようになるとは思ってもみませんでした。
素直にうれしいです。Googleさん、ありがとうございます。