2022年7月26日火曜日

ケータイ補償お届けサービス(DoCoMo)でXperia A(SO-04E)がXperia 1(SO-03L)に交換となりました。(本編)

2022年7月24日にXperia A(SO-04E)をケータイ補償お届けサービスで交換した際の記録です。

以下、まずは前振りです。

もともと携帯電話を手放すことなど夢にも思っていなかったので、最近の携帯電話機の知識がまるでありません。
そこで、最初はドコモオンラインショップで端末を探したのですが、4GのAndroid端末が一機種も売ってないことに驚きました。5Gの端末ばっかりです。

しかし、5G端末をDoCoMoから買うと料金プランも5Gのものを強制されることを知りました。
そうすると、ガラケー時代にXi(4Gというか3.9G)契約を結んで今日まで来たユーザからすると、自動的に月々の支払いが値上げとなってしまうこともわかりました。

その点を踏まえてなお5G端末を購入すべきかどうか検討したのですが、結果としてドコモオンラインショップでの購入は諦めました。
その理由は、5GのエリアもSub6帯なら割と頑張って拡大できているようですが、肝心の28G帯で通信できるエリアはまだまだ地図上で点で表す程度ですから、現時点では毎月の使用料の値上げを受け入れてまで5G端末を所有すべき理由が見当たらないためでした。

次に考えたのはDoCoMoショップに行くことでしたが、すぐにその考えを捨てました。
理由は、この感染症が蔓延する時期に長居したくないこと、2016年のSO-04Eの連打病の修理に際して手続きにひどく時間がかかったこと、過去の経験から商品知識がひどく乏しい店員さんに当たるとロクでもないことになること(電話機どころかドコモの提供するサービスの概要すら詳細があやふやで、こちらからドコモが提供する役務やサービスについて説明をしなければならないようなレベルの店員さんが多すぎます)などです。

さて、そうなるとSIMフリー機か白ROMか・・・と商品を調べ始めた矢先に、ふと「そういえばSO-04Eっていい端末だったけど、一度連打病で無償修理をしたのも初めてだったし、さらに不具合がきっかけで携帯を変えるのって初めての経験だなあ。」という考えが浮かびました。

そこで、やっとケータイ補償お届けサービスという保険に入っていたことを思い出した次第です。

FOMAのころから加入していて、Xiに変更した際には380円に値上げとなっても再加入までしていたのに、これまで一度も利用したことがないサービスでした。

過去四半世紀を超えるドコモの使用歴のなかでこのSONYの端末以外、故障したことがないのだから使うことがなかったため、間抜けにもすぐには思い出せませんでした。

以上前振りでした。

そこで、さっそくどうやって利用したらいいのか検索したところ、My DoCoMo経由で申し込むと受付時間などにとらわれず、かつ負担金が10%の割引になるとのことでしたので、さっそく手続きを開始しました。

しかし、手続きのステップ1からステップ2に遷移すると、この携帯はオンライン手続きができないから電話してくださいといった旨のエラーメッセージが出て手続きを中断されてしまいました。

最初はFirefoxで手続したのが悪かったのかもしれないと思ってChromeなども使って再挑戦しても同じエラーで、どう頑張ってもオンラインでの手続きを拒否する構えを崩しません。

こんなんじゃDoCoMo側も人件費の削減にもつながらないし、ユーザも時間に縛られるし、折角のメリットが台無しじゃないですか、と思いつつ、結局、その場は諦めて、改めて営業時間内になってから電話することにしました。

さて、電話をして、まずオンライン手続きができなかったから電話を掛けた旨をオペレータの方にお伝えすると、「オンライン手続きを開始した履歴が残っていないので云々」とか言い始めて面食らってしまいました。

いやいや、そういう不具合がありましたよ、って報告しているのに、真正面から否定してくることにちょっと納得がいきませんでした。ユーザから不具合の報告があったことを開発側なり上司なりに報告すれば済む話だろうに、とにかく全力で履歴がないからと否定、否定、否定。
なんでここまで頑なな態度なのかわからなかったので、より事象を詳しく説明してみたものの、とにかく二言目には「履歴が残っていませんから知りません」の一点張り。

そもそも、エラーとして処理した事実が記録されてないこと自体が不具合ではないだろうか、と、よっぽどツッコミを入れようとしたのですが、それは火に油を注ぐように思えたので、相手がこだわる「履歴」に着目して、「履歴が残るような手続き方法を教えてください」と伺ってみました。

すると、「メッセージR(ドコモのキャリアメール)でURLを送るので、そこから手続きを開始してください」とのことでした。但し、確実に残るかは保証しないという保留付きでした。

そこで一度通話を終了して、メッセージRで教えてくださったURLから開始したものの、まったく同じエラーとなってしまいました。この提示いただいたURLにはGETパラメータが付与されていてそれが個人情報を示すものかもしれないので公開は差し控えます。

そもそも最初の時と同じ「この携帯はオンライン手続きができない」というエラーなのですから、そのエラーメッセージが示す通り、オンライン手続きを処理を開始したうえで、所有する携帯電話のチェックを行う処理を行い、その結果に応じて判断を行ったうえで処理をするわけですから、処理を開始した時点で履歴を残していないのは不具合だと思うのですが。

結局再度電話でメッセージRをいただいた後の経緯をご説明した後、同様に「記録に残っていない」の返事をいただいて、結局記録にこだわられてしまいましたので、伝えたい趣旨が伝わらないものと観念して、おとなしく引き続き電話での手続きをお願いさせていただきましたが、その後もずっとなぜ頑なにも否定し続けるのか理解できませんでした。

今は分かった気がします。

それは「一度My DoCoMo経由で手続きを開始した場合、途中で電話対応になっても10%割引は有効である」という事実があることを後で知ったからです。
要するに、電話対応となると結局人件費の削減になってないのだから極力割引を認めたくない。だからシステム的に記録に残すのはなるべく遅らせて、オペレータ対応をする担当の方には「記録がなければMy DoCoMo経由で手続きを開始したことを認めるな」という指示があるとしたら、あの頑なな姿勢は納得ができる気がします。
オペレータの方は「記録に残っていない」と仰っていましたが、ドコモのシステムの設計思想から言えば初期段階で弾いた場合は「記録に残していない」というほうが正確・・・なのかどうか。うがちすぎかな?さて本当のところはどうなのでしょうか。

いずれにせよ、SO-04EはMy DoCoMo経由ではケータイ補償お届けサービスの手続きは開始できないことがあるという知見は(今後どなた様かの役に立つかははなはだ疑問ではありますが)得られました。

さて、冒頭から手続きに躓いてしまいましたが、次の段階としてSO-04Eの在庫はすでにないこと、そのために別の機種を提案することの了解を求められましたので、それでお願いしますと、SC-02のLだったかMだったかをご提案いただきました。

新しいバージョンのOSで数年前に発売された新しい機体ということをアピールくださいましたが、SO-04Eを使い続けた人間には新しさはさほど訴求力を感じませんでしたし、SCといわれてもその時はどのメーカなのかもわかりません。

そこで、そもそもどんな端末なのかをおたずねしようと思ったところ、その前にオペレータの方が「ですが、使い慣れたXperiaのほうがいいですよね?」と仰られたので相槌を打つと、今度はSO-02Lというご提案をいただきました。同時に、先ほどのSCと同様に新しいバージョンのOSで数年前に発売された新しい機体であることをアッピールいただきました。

しかし、こちらとしては型番だけ言われても何ができるのかさっぱりわかりませんし、いくらOSのバージョンが新しくともSO-04Eで利用していた機能が使えなくなるようではあまりうれしくありません。
そこで相手からの折角のご説明をいただいてから検討したり断ったりするのも気が引けますので、こちらからSO-04Eの代替機として何を重視しているのかをお伝えしてご提案をいただこうと思い、「その携帯にはこういった機能がついていますか」と、SO-04Eで利用していた具体的な機能をお伝えしました。

すると、そのSO-02Lという端末(今検索したらこの機種はXperia AceというSO-04Eと同じ読みの携帯だったみたいです。SONYのブランド戦略はよくわかりません)にはいくつかの機能がついていないということで、条件に見合う端末を探してくださるというお申し出があったので、喜んでお願いしました。

その間、xxという機能はもうどの携帯にもついていないからなくてもいいか、4.6インチから画面サイズは大きくなってしまうけど問題はないか、など、一つ一つ丁寧に聞いてくれて随分親切に探してくださった結果、SO-03Lという端末をご提案いただきました。

無論型番を言われたってこちらはちんぷんかんぷんなのですが、あれだけ丁寧に探してくださったのだから不満のあろうはずもありません。ご提案いただいた機種でお願いしました。

次のステップで「SIMのサイズがミニからマイクロにかわるので無償でSIMカードを送るので開通手続きが必要」との事でしたが、私は2016年の故障時に代替機として自前でSIMフリーなMicroSIMのLTE対応タブレット端末を用意した際に、金を払ってDoCoMoショップでSIMサイズを変更済みでしたので、その旨をお伝えしたのですが、なぜかなかなか理解してもらえず、ひたすらSIMを送り付けようとしてくるのにはまいりました。
おそらくユーザーが事前に自前でSIMサイズを変更しているという想定がマニュアルになかったことが、この謎の態度の理由なのではないかと思います。

最終的には意思の疎通に成功したようで、SIMカードそのものは送付されませんでしたが、SIMカードを送付したという書状は送付されてきて、「ああ、DoCoMoという会社は自社が何を顧客に貸出しているのかが把握できてないんだな」ということは勉強になりました。

その一方で、充電端子がUSB-miniBからType-Cになるということで、ACアダプタになるかminiB-Type-C変換アダプタになるかはわからないものの、どちらかをつけてくださるとのことでした。その日から充電できるので大変ありがたいお申し出でしたので喜んでお受けしました。
このとても親切なご対応は、充電口の形状が異なる機体への交換となる場合の手順がマニュアルに存在していたためであったと思われます。

最後に配達予定を教えていただいたのですが、当日中に届くということで大変驚きました。しかも配達予定時刻が夜間なので受け取りをできそうなので喜んでお願いして、手続きを終えました。

その後、本当にその日の夜に届きました。

受け取ってしばらく時間が取れたときにSO-03Lとはどういう端末なのかを調べたところ、2019年のフラグシップモデルだったそうで驚きました。SO-04Eも当時はツートップだとか言って売り出していましたが、10万円を超える端末ではなかったです。
しかし、たった数か月で販売を終了したとのことで、何やら謎めいています。
将来に何か起きることが分かって、市場に出回る数を・・・とか、連打病経験者としては妄想してしまいます。ないとは思いますが。

内容物は、SO-03L本体と、「microUSB変換アダプタB to C」の2点でした。
その代わり、「3.5mmイヤホン変換・テレビアンテナケーブル(SO01)」、「クイックスタートガイド」、「ご利用にあたっての注意事項」の3点は付属していませんでした。

SO-04Eにはワンセグ用アンテナが内蔵されていたので、アンテナが別添だったのには気づきませんでしたが、充電中にチューナを起動すると受信できたので、電灯線がアンテナ代わりになるようだということが分かったので問題はなさそうです。

内蔵電池の充電能力は80%以上で良好という表示です。まあ、良好っていうならそうなんでしょう。

OSのバージョンは11になっていました。9年で4.2.2から11です。アプリを保守する立場からするとしょっちゅうAPIが変わって保守コストがきついですが、便利にもなるわけですから文句も言えません。

SO-04EからSO-03Lへのデータの移行については、Xperia名物のSONYご自慢の「Xperia Companion」アプリは、例によって全く役に立ちませんでした。
SMSの履歴を除いて通話履歴や連絡先などはDoCoMoの「ドコモバックアップ」アプリでSDカード経由で行えました。ついでに壁紙もSO-04Eのデフォルトの壁紙に設定されてしまいましたのはご愛敬でしょうか。
SMSの履歴については、「JSバックアップ」というアプリを利用させていただいたことで、これも無事に移行することができました。

最後に、SO-04Eの初期化処理を行い、黄色い袋に入れて、配達記録照会用のバーコードを控えて発送して、翌日にドコモさんに到着したことを確認しました。

とりあえず申し込み手続きを終えた感想としましては、とても親切に対応してくださいましたことが印象的でした。

一方で、ちょっとでもDoCoMoが想定していない事柄にぶつかると途端に対応がグダグダになるということも、また印象的でした。

また、返送した貨物の配達記録を追跡できるのはありがたいのですが、日本郵政が配達したと主張しても、ドコモさん自身が受領したかどうかを自分自身で認識しているか否かは話が別なので、ドコモさん自身からの貨物の受領の通知がないのはちょっと不満です。

故障で保険を利用したので、ケータイ補償お届けサービスはどうなったのかな、と契約情報をMy DoCoMoで参照すると、保険料もそのままでSO-03Lがケータイ補償お届けサービスの対象機になっており、端末使用年数もSO-04Eを引き継いで継続されていました。

その後はスタミナモードでAirDroidを使うと高熱を発してハングするとかいろいろ楽しんでいますが、表題の件とは無関係ですから、本記事はこれまでとさせていただきたく存じます。

ここまで駄文をお読みいただいてありがとうございました。

2022年7月25日月曜日

ケータイ補償お届けサービス(DoCoMo)でXperia A(SO-04E)がXperia 1(SO-03L)に交換となりました。(前振り編)

今回「ケータイ補償お届けサービス」を初めて使ったので、記録しておきたいと思います。

その前に、今時、SO-04Eを使用している人がどれだけいるのかわかりませんが、まずは交換元となったSO-04Eについて、ちょっと触れさせてください。

以下のスクリーンショットをご覧ください。

このスクリーンショットは、SO-04Eの電池使用量画面を2022年6月10日にとったものです。
この機種は電池交換が可能なのですが、結局一回も交換しませんでした。従って、このSO-04Eを購入したのは2013年8月6日ですから、2016年9月に連打病で修理に出した際には外装と電池はそのまま再利用されて帰ってきましたので、8年と11か月も使い続けた電池なのです。
この電池の持ちには感銘を受けていたので、そのうち記事にしようと思っていたまま7月となってケータイ補償お届けサービスを利用することになってしまいました。

携帯電話の使用用途は通話、Gmailを含むインターネットメール、キャリアメール、SMS、ワイヤレスヘッドホンのBluetooth親局、電子マネーとしてのモバイルSuicaといったものをごく自然に利用していて4日ですからすごいと思います。特に今年は家族に不幸があったので各種通信機能が大いに活躍してくれました。

ただ、ブラウザやマップ、読書などはタブレットを別途持っているのでそちらを使用していましたのでその辺が効果が高かったのかと思います。

また、Google Playブックスとか、アンインストールできない謎のアプリどもは無効化しておかないと、ユーザが使っていなくても常に何かをやっているようで、奇天烈に電池を食うので二日しか持たなくなります。

私にとって、FMラジオとワンセグ(主にデータ放送のほうが便利で映像は別にいらないんですが)の受信が可能で災害時にも心強いし、9年弱使っていても電池は持つし、その4.6インチというサイズとストラップホールがあるおかげで首から下げて胸ポケットにしまっても邪魔にならないとか、挙げればきりがないほど、もう本当にとにかくいい端末でした。

SO-03Lが届いたその日にDoCoMoさんに返送してしまってもう手元にもないので今更どうしようもないのですが、ここにその長年の活躍と貢献に対して感謝の念とともに記録する次第です、

以上、異様に長い前振りをお読みいただいてありがとうございました。