2023年5月29日月曜日

iPlay50 miniのWifiが30分おきに再接続している?

 大変すばらしい端末で大満足していますが、それでもやはり中華タブレットには違いがないので監視強めの環境で運用しています。

そこで表題の件に気づいたのですが、読書で連続使用時にdhcpdのIPアドレスのリース間隔が1週間に設定されているのに30分ごとにDHCPREQUESTが来ることから気づきました。

我が家の他のスマホやタブレットには見られない動作です。

dhcpサーバのIPアドレスのリース間隔は1週間に設定してあり、端末側の値からもadbで見る限り604,800秒であることを確認しました。

さらに調べてみると2.5GHzと5GHzの双方でAPに自動接続を行う設定で運用していたのですが、30分おきに2.5GHzと5GHzの双方を行ったり来たりしているように見えました。

どうもいったん接続を切ってるように見えます。

そこで、複数個所に自動接続箇所があると変な動きになるのかもしれない、と思い、2.5GHzへの自動接続設定を削除して5GHzのみにして観察していても、やはり30分おきにDHCPREQUESTが来ました。

他に30分というとWPA2-PSKの暗号化キーの更新のタイミングがそれだったので、20分に設定すると、見事に20分後にDHCPREQUESTが出るようになりました。

このことからすると、どうも暗号化キーを更新するたびにIPアドレスを確認したりWifiの接続しなおしをしたりしているようです。

もしかしたらしょっちゅうIPアドレスを横取りされた過去があって、それがトラウマになって何もなくてもとにかくDHCPREQUESTを出してDHCPACKをもらわないと不安でしょうがない、とか、変なDHCPサーバを搭載しているルータを使っていた人からの理不尽なクレームにひどい目にあわされた・・・とか、どこかの公衆WifiだとこのくらいしつこくやらないとしょっちゅうIPアドレスを変えられてしまうのでうまくない・・・とか?

単純に、オンラインのままで暗号化キーを更新する処理がうまく書けなくて、いっそのこと最初からやり直しちゃえ!・・・とかだったりして。

なんだかつらそうなので、せめて自家用LAN内では固定なIPアドレスを振ってあげようと思います。

以上、だからどうしたという感じで申し訳ありません。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

2023年5月27日土曜日

iPlay50miniはSIMなしでも緊急地震速報受信しました

 2023/5/26の午後7時ごろの地震で、SIMをさしていなくても緊急地震速報を受信しました。

家にある携帯全部とこの端末で一斉に鳴り出したのでびっくりしました。
その時の受信履歴には以下の通り記録されていました。

だから何だといわれると困るのですが、実際にはセルラー対応機であっても機種によってSIMカードを載せていないと受信出来たりできなかったりまちまちだったりするので、iPlay50miniでは受信できたことを記録する次第です。

以上、たわごとでした。最後までお読みいただきありがとうございました。

2023年5月22日月曜日

iPlay50 mini 購入と雑感

軽くて安くて1920x1200な酷比魔方というすごく印象に残る名前を名乗っておいでのALLDOCUBEさんのAndroidの8.4インチタブレット、iPlay50miniを2023/5/10に購入して、12日後に届きました。

Bundle1でよかったのですが、買おうとしたらなぜか4万円の定価を提示されてしまったため、カバーとBTキーボードがセットになったBundle3を選んだところ\15,148円で購入できました。この価格はスゴイ!

この激安価格はいつまで続くのでしょう・・・日本国内で発売したときにどうなるのでしょう?

今回買った場所はAliExpressのALLDOCUBE Official Storeで、この記事を書いている現時点でもまだ6割引きセール中です。

技適はT811として令和4年11月11日付でアメリカのMiCOM Labsで相互承認(MRA)による工事設計認証が通っているようです。

なお、USBケーブルだけでなく100~240V,50/60Hz対応で5V2Aを出力する電源も付属していました。プラグ形状はA型でした。

液晶保護フィルムは光沢タイプのフィルムが予め貼られています。その上からさらに社名入りの保護フィルムが貼られていました。別途フィルムを買っておいたのですが、不要でした。

正面から見た本体のデザインはフチが細くてスマートだと思います。ただ、直方体の箱としては辺というかフチというか、角が割と角ばっているので、片手でタブレットをじかに両サイドを掴むようにして持っていると、指が痛くなりますのでケースが欲しくなります。

(角ばり具合です。。。わかりづらくてごめんなさい)

Bundle3のケースは柔らかいプラスチック製で耐久性はなさそうなので、カバーが必要ならば別途用意したほうがよさそうです。

同じくBundle3のBTキーボードは説明書は付属していませんが、どうやらUSB-C経由での充電式のようです。裏面は金属製ですがなかなか薄くて軽く、大きさはタブレット本体より長辺へ3~4cm程度長く、短編に2cm程度長い程度です。

スリープ解除はサイドボタン押下以外だと持ち上げたときのみのようです。指紋認証や顔認証といった甘えは存在しません。せめて画面ダブルタップでのスリープ解除ができればうれしかったのですが、贅沢は言えません。

充電中やメール受信、着信などで点灯するようなLED的な甘えは一切ありません。情報は待ち設けるものではなく発信すべきものだという強い信念なのかも。

インストール済みアプリは謎の中華アプリのようなものは入っておらず、あっさりしています。

最初から仮想メモリが4GBも設定されていて、さらに大きくできるので、実メモリ4GBじゃ足りないアプリを無理して起動しなくちゃいけない人にはいいかもしれません。
逆に私のような読書端末的な使い方をする人にはかえってパフォーマンスが低下する要因になるので切っちゃったほうがいいかもしれません。

液晶画面はそれなりに綺麗だと思います。色味は青くもなく、黄色くもありません。が、官能評価なので人それぞれと思います。画面の明るさはかなり明るくできます。一方、逆にかなり暗くすることもできるので寝ながら読書には便利だと思います。

ナイトモードやダークモードも完備していますが、ダークモードにするとステータスバーにある黒字の文字(日付など)が見えなくなるという微妙な問題があります。その場合はアクセス補助にて強調文字にすると黒字が白枠で縁取られるので見えるようになったりします。

(ダークモード+ナイトーモードで撮影)

軽さの代償というべきでしょうか、電池の容量は4000mAhなので、やっぱり充電回数は多くなります。読書専用であっても長時間読んじゃうとその日のうちに充電が必要になるかと思います。

以上です。

以下余談です。

私の使用目的は寝ながら図書館で借りた本や青空文庫やKindle本の読書で、その用途にばっちり応えてくれたのがMediaPad T2 7.0 Proでした。

現時点でもMediaPad T2 7.0 Proに満足しているのですが、7年も酷使したせいで、さすがに電池が弱ってきて下手をすると一日で充電が必要になってきました。

そこで、新端末に欲しい条件を考えたら以下になりました。

  • \30,000円程度であること(MediaPad T2 7.0 Proを買った値段+インフレ分)。
  • 仰向けで片手でタブレットの後ろ側から両サイドを掴むように持って読みたい。これまで250gだったため、せいぜい300gくらいじゃないと短時間しか読めない。
  • 解像度は複雑な字形の漢字がつぶれて悲しいので1920x1200ドットはほしい。
  • 3840×1644の6.4インチの携帯を使っているけどやたらに細長いので1行が異様に長くなって読みづらいのでアスペクト比は4:3とか16:10とかそんな感じがいい。
  • 音はならなくても全然かまわない。スピーカーがなくたっていい。
  • 無線LANがつながればセルラーはいらない。
  • 動画は見ないので超どうでもいい。
  • センサー類はいらない。
  • カメラはいらない。
  • バッテリ容量は小さくていい。
  • 読書中にわからない語句を調べたり興味が湧いた事項を調べたり検索したりするのでブラウザは快適に使いたい。

特に重量と解像度とアスペクト比を重視しています。

そこで眺めてみると、私が買ったMediaPad T2 7.0 Proが最後の輝きだったようで、ほんとに条件に合うような端末ってないことが分かりました。

価格を度外視するとブラウザの件がなければBOOX系も興味あるのですが、結局DoCoMoのタブレットかiPad miniがよさそうだね~、と思っていましたら、残念なことに新型のDoCoMoのタブレットは6.5万円。その価格を出すならいっそのことiPad miniのほうが絶対満足感高いだろうなあ、と思ったら、今年の末か来年あたりにiPad miniの第七世代が出るという噂があるそうです。

そんなら出るまでMediaPad T2 7.0 Proでいいや。と、いったんは物欲が収まったのですが、それからたまに7~8インチのタブレットに関する情報(7'はないんですけど)をたまに集めるともなく集めるようになりました。

アイリスオーヤマさんのTM082M4N1-Bの\8,000円引きクーポン大盤振る舞いの時は若干迷いましたが、UAUUさんのT30ほどの重量があるので見送ったりしている中で出会ったiPlay50mini。

300gで激安で1920x1200。UAUUさんののP30も気になりますが、ここまで条件に合致しているのに買わない理由が思い浮かびませんでした。

発売日が待ち遠しくて待ち遠しくてついに5/10の16時、緊張して3度確認したら先着100人のうちから外れちゃう体たらくでした。

そんなわけですので、この端末では音声や映像やカメラなど一切使わないのでその点でのレビューはありません。

以上、だれの役にも立たない記事でした。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

2023年5月8日月曜日

在宅酸素療法に用いる酸素濃縮器三種

在宅酸素療法に用いる酸素濃縮器を3種類体験する機会があったので記録する次第です。

なお、就寝・安静時1リットル、労作時3リットルを前提にしています。

  • ライトテック-5A (ダイキン工業の据え置き型)
    連続流量5リットルまで可能で、動作音が静か。現在は二部屋隔てていますが、運用開始からひと月程度、設置の都合で枕もとの近くで稼働させたのですが問題ありませんでした。チューブ最大長は15m。
    転院に伴い一度お別れしたのですが、後述の機械からこれに戻したらあまりの静寂さに一気に気持ちが軽くなりました。日常生活における静かさの重要性をかみしめています。
    また、送出する酸素の加湿が可能なので、鼻の粘膜が助かります。
    重量は20kgあるので、模様替えの際に一人で持ち上げようとすると腰をやられるかもしれませんから要注意です。

  • シンプリーゴーミニ (フィリップス製の携帯型)
    同調のみなので就寝時には使用できません。また、同調のみなので呼吸を検出するためにチューブ長は最長3mです。完全に通院などでの持ち歩き用です。バッテリーが交換可能かつ容易で、サイズが大小2種類用意されています。動作音は大きいです。重量は2.3kgで専用のバッグがポーチ型とデイバッグ型の二種類用意されていて空気や熱がかばん内にこもらないような工夫されているのは便利です。携帯型は機械本体の性能だけでなく、つまりは持ち運びが容易であってこそ真価を発揮する、ということがメーカにはよくわかっていてトータルで提案するのだな、というメーカーのメッセージを感じました。
    最新型では電源コネクタが改善されて挿入する向きが特定されなくなりました。
    (余談の余談ですが、最初に病院で訓練のために渡されたのがこの機械だったのですが、それがすごくわかりにくい故障をしていたので、第一印象は最悪でしたが、その後に利用した結果、その印象は消えました)

  • ハイサンソ ポータブルαII (帝人ファーマの携帯型)
    連続流量1リットルまで可能。それ以上は同調。そのため、前者二者の組み合わせのような据え置き用と携帯用を一台で兼ねることができる・・・?
    実際に使ってみると、24時間運用の前提ではありえない爆音でした。この機種に限らず携帯型を標榜する機種は大抵動作音が大きいようなのですが、やはりこの機種も深夜ともなると二部屋を隔てていてさえ地響きのような動作音にはまいりました。
    連続時は10mまでチューブを接続可能。同調時は3mまで。
    そのため、チューブ長を3mに合わせて常に持ち歩くという運用だと4kgという重量がネック。毎度電源を抜いて手で持つか台車を引きずってトイレや台所に行くか、入浴時や洗い物などの労作時にのみ電源を抜いて手で持つか台車を引きずっていくか。
    なお、この機種の名誉のために断っておきますと、携帯可能かつ連続が可能で4kgなのはとても立派で、他社のほかの機種はもっと重いです。
    ていうか、他社製もそうですが、連続が可能な携帯型の機種は総じて重量に加えてあの大きさと形では携帯型と言い切るにはかなり強い信念が必要な気がします。携帯型というよりは運搬可能型というほうが適切な感じです。普段持ち歩くものではないが止むを得ない場合の移動は簡易であるというニュアンスです。
    バッテリは自分で交換はできないみたいですが、最初からなぜか二つも搭載されています。バッテリは重量があるので、短時間の外出には一つだけつけてゆくといった選択肢はないみたいです。
    また、点検は半年に一回だそうです。前述の機種は三か月に一回なのですが、このエアフィルタも交換できない機種にもかかわらず半年も放置で24時間稼働させることができる医療機器とは実に素晴らしいと思います。
労作時だけ使う人ならどうでもいいことでしょうが、一生24時間365日寸刻も欠かさず付き合ってゆくのですから、とにかくいろいろな組み合わせがありますからもっと静かな機械や軽い機械、使いやすい機械があるかもしれないことを念頭に置いておくと幸せになれるかもしれません。

もし変更を希望するなら、病院や場合によっては先生ごとに契約している酸素濃縮器の納入業者が異なるので、どうしても対応してくれない病院だったなら、まずは気に入った機種を扱う業者に取引先の病院を教えてもらって確認してから、その病院に転院したほうが話が早くていいです。
また、本当は据え置き型と携帯型の二種類の酸素濃縮器を同時に借り受けることは保険金が業者さんに支払われないので制度上はありえないはずなのですが、実際には酸素ボンベも二回目以降の配達は業者さん持ちなので、医師の先生の指示さえあれば、据え置き型と携帯型の二台の酸素濃縮器を同時に貸し出してくれる業者さんもおられますし、その旨をホームページに明記なさっている業者さんもおられます。肉体的に週に何度も外出できる場合は医師の先生に相談なさるとよいかと思います。
なお、当ブログで言っているとかグーグル検索で検索できたからとか言ったって、先生がダメだといえば当然だめです。その点ははっきり申し上げておきます。

以上です。

以下余談です。

9か月ほど前の去年の夏、コロナ禍の真っ最中に10軒以上断られまくってもあきらめずに連絡を取りまくってくださった救急隊員の皆様のおかげで、自宅からかなり遠方になりましたが、ようやく救急車で受け入れてくださった病院に入院できました。

半月ほど入院したのですが、病因が確定するまで最低でも二か月ほどかかるため、一度退院することになりましたが、肺機能が普通の人の20%ほどにまで破壊されているためそのままでは退院することができず、在宅酸素療法を開始する条件で退院させてもらえることになりました。

そのため、治療のために通院することは当然ですが、その後に仮に病気が治ったとしても肺に空いた穴は二度と元に戻らないので、肺移植をするか在宅酸素療法を継続するために月に一度は必ず通院しなければなりません。

しかし、安静にしていれば酸素のおかげでずいぶん楽なのですが、酸素を吸っていても数歩歩くだけで呼吸が苦しくて動けなくなってしまうことはどうやっても防げません。おまけに肺に巣食う悪者がちょっと息が上がったり笑ったりするだけでものすごく咳き込ませてくれるのでコロナ禍の真っ最中に誠に物騒な病状です。

それでも、通院のために病院に行かねばなりませんから、実際に駅までタクシーで行って、タクシー降り場から券売機まで行こうとしたのですが、2~300m程度だと思いますが、たどり着くまでに30分以上かかってしまいました。この時点までで見かねた警察官の方やほかの親切な方に何度も手助けを申し出られ、さらにここから先、さらに長い距離をプラットフォームまで歩くことになりますので、これはもう私が歩くだけで世間様へ迷惑になることがよくわかってしまい、もう実際上は無理だということが嫌というほどわかりました。いくら贅沢でも目的地までの全行程でタクシーを使わざるを得ないと断念しました。

ところが、受け入れを断られまくった結果として通院には往復二万円ほどのタクシー代がかかってしまう遠方の病院で受け入れてもらっていたので、その費用がばかにならず、いやいやながら先生と話し合って近場の病院に転院することになりました。
こんなわけで複数の酸素濃縮器に触れることができたのでした。

以上、たわごとでした。

ここまでお読みいただいて誠にありがとうございました。

2022年11月30日水曜日

ケーブル一つでもシステムにとってかけがえのない存在なことを再認識させられました

 現在使っているPCは、かれこれ足掛け10年の間、週一回程度にビデオカードの差し直しをしないと正常に使えなくなるという爆弾を抱えているものの、ハードウェア的には仮に起きても本当に些細なトラブルばかりで(PT3が壊れた!と思ったら差し直したら直ったとか、20年以上愛用のPS/2キーボードの右CTRLキーがついに押下すると元に戻らなくなったりとか、そんなのばっかりで)びっくりするほど安定(VGAから目を背けつつ)しているのですが、やっとネタになりそうなハードウェアトラブルが発生したので記録する次第です。

まず、HDDのGドライブとして運用中の、このPCの他のハードディスクの中身をバックアップするだけの用途のドライブがあると思ってください。

そのGドライブが、ある日、アクセスされっぱなしになっていることに気づきました。

バックアップ専用ドライブですから、バックアップ中以外にBUSYになっている時点でおかしいのですが、実際にGドライブにエクスプローラーからアクセスしてみると妙に遲いものの各ファイルには正常にアクセスできます。

とりあえず、Windowsにおける最強のトラブル解決手段であるところのリブートを行ってみました。すると、特に問題なさそうな様子をしています。

しかし、実際には何か異常が起きたからこそ奇妙な挙動をしたのですから、原因を知りたい。

そこで、これは10年近い年季のHDDがいかれかけでバッドセクタが出たのかな?と考えてSMART値をチェックしてみました。しかし、SMARTを軽く見てみても、代替処理済みのセクタ数もセクタ代替処理保留中のセクタ数も回復不可能セクタ数もゼロのままで問題がなさそうです。

そこで、念のため chkdsk /r G: をかけてバッドセクタを探させることにしました。

すると、ステージ4である程度の個所でディスクへのアクセス頻度は高いけれど進捗がぱったりと進まなくなる状況になりました。

この辺は場数をどの程度踏んでいるかによるのですが、大容量HDDだから進捗が進まないのか、トラブルが起きているから進まないのかの見極めが必要となります。
ここでは後者、何らかのトラブルが発生しているためにchkdsk が進まないと判断して中断させようとしましたが、CTRL+CもCTRL+Breakも効果なく、やむなくコマンドプロンプトごと終了させました。

当然chkdskによってG:ドライブはアンマウントされているので再マウントしようとしましたがうまくいきません。焦っていると「すわ、壊したか!」と慌てるところですが、ここは、理屈ではここは単純にリブートで行けるはずと踏んでリブートするとG:ドライブが復活しました。

そこで改めてG:ドライブのファイルを閲覧したりすると、やっぱり奇妙に重い。今のところ何の解決にもなっていないことは明らかですので、SMART値を精査することにしました。

すると、「UltraDMA CRC エラー数」が膨大な値になっていることが分かりました。

これらをWindowsのイベントログを見ると
ソース:disk
イベントID: 153
「ディスク 1 (PDO 名: \Device\00000031) の論理ブロック アドレス 0x600870 で IO 操作が再試行されました。」
※論理ブロックアドレスは一定ではありません

というログが記録されています。

以下のようなログもありました
「トランザクション ログへのデータのフラッシュに失敗しました。VolumeId: G:、DeviceName: \Device\HarddiskVolume7 で破損が発生している可能性があります。」
以下HDD型式などの情報

ともあれ、SMART値が示すところでは、HDDとの通信がうまくいかないでエラーが起きてることを示しているので、最悪の場合はマザーボードの故障ですが、まずはSATAケーブルの交換を試してみます。

...正常に稼働するようになりました。

地味だけど重要な仕事をしてくれている伝送路を担うケーブルさんに感謝するためここに記録する次第です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

2022年8月14日日曜日

セキュリティ更新プログラム (KB5012170)が0x800f0922エラーで失敗するのはセキュアブートの設定が原因かもしれません

結論から申し上げますと、私の環境ではセキュアブートをOFFからONに変更するとKB5012170のインストールに成功しました。

その後、再度セキュアブートをOFFに戻しても特に問題なく稼働しています。

結論は以上です。

以下は蛇足です。

さて、当環境では火曜日以来、今月のWindows Updateでこんな問題が発生していました。

週末なので、そろそろ解決しようと思いました。
そこで、そのエラーコード0x800f0922を引き起こしているのは何やつかと尋ねると・・・

何度も失敗していますが、それはすべてKB5012170だそうです。
KB5012170とは何者かと尋ねると・・・

だそうです。

セキュアブートは当環境では無効にしてあるので、まずは有効にしてみることにしました。

そのためにはUEFIの設定を変更する必要があるため、マザーボードごとに用語や手順が異なるかと思いますが、当環境のASRock H87 Pro4を例にしますと、まずはSecure Bootはこんな状態でした。

セキュア起動とか安全起動とか楽しい日本語になっていますが、これらはすべてSecure Bootを意味しています。
上の状態を以下の状態にしてあげます。
上記の画面は、セキュアブートを有効にして、「システムモード状態」を「Setup」から「デフォルト値で初期化した状態」を示しています。

これでセキュアブートが有効になるのですが、保存して再起動する前に、もう一か所だけ確認したほうがいい箇所があります。

それは「CSM(Compatibility Supported Module)」です。CSMはセキュアブートとは「混ぜるな危険」の関係なので、ちゃんとOFFにされているか確認したほうがよいでしょう。

CSMが有効になっている場合、例えばこんな感じになります。
これを、以下のように変更します。
この状態になっていることを確認したら、設定を保存して再起動し、Windowsを起動します。

そして、さっそくWindows Updateをかけてみたところ、
となって、無事KB5012170のインストールに成功しました。
履歴を参照すると、
きちんと「正しくインストールされました」となりました。
なお、よくよく見てみると、驚いたことに、「更新の履歴を表示する」といっているくせに、失敗の履歴はすべて削除されてしまいました。
そんなの履歴じゃないじゃん。
歴史修正主義者マイクロソフトさんなのでした。

おまけ:この問題をイベントビューアで確認すると、次のように記録されています。
インストールの失敗: エラー 0x8024200B で次の更新プログラムのインストールに失敗しました: 2022-08 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 21H1 のセキュリティ更新プログラム (KB5012170)。
エラーコードまで違ってんじゃん!!
歴史改ざん主義者マイクロソフトさんなのでした。

さて、愉快なマイクロソフトさんの歴史観はさておいて、当環境の場合は自作のデバイスドライバに私のオレオレ証明書で署名をしています。
セキュアブートの仕事は起動時のドライバやOSのデジタル署名をマイクロソフト以外に許すか許さないかなので、セキュアブートは無効に戻さなくてはなりません。

セキュアブートは一度でも有効にしてWindowsを起動すると、BCD(Boot Configuration Data。Windows Vistaからの伝統で、二進化十進数の事じゃございません)からtestsigning項目がOFFにされてしまいます。
そこで、UEFI画面でセキュアブートを無効にした後、Windowsを起動したら再度testsigning項目をONにしてあげてWindowsを再起動する必要があります。
コマンドは次の通りです。
bcdedit /set testsigning on

以上、どなた様かに役立つかもしれないと思い、記録する次第です。
このような駄文をお読みいただいてありがとうございました。

2022年7月26日火曜日

ケータイ補償お届けサービス(DoCoMo)でXperia A(SO-04E)がXperia 1(SO-03L)に交換となりました。(本編)

2022年7月24日にXperia A(SO-04E)をケータイ補償お届けサービスで交換した際の記録です。

以下、まずは前振りです。

もともと携帯電話を手放すことなど夢にも思っていなかったので、最近の携帯電話機の知識がまるでありません。
そこで、最初はドコモオンラインショップで端末を探したのですが、4GのAndroid端末が一機種も売ってないことに驚きました。5Gの端末ばっかりです。

しかし、5G端末をDoCoMoから買うと料金プランも5Gのものを強制されることを知りました。
そうすると、ガラケー時代にXi(4Gというか3.9G)契約を結んで今日まで来たユーザからすると、自動的に月々の支払いが値上げとなってしまうこともわかりました。

その点を踏まえてなお5G端末を購入すべきかどうか検討したのですが、結果としてドコモオンラインショップでの購入は諦めました。
その理由は、5GのエリアもSub6帯なら割と頑張って拡大できているようですが、肝心の28G帯で通信できるエリアはまだまだ地図上で点で表す程度ですから、現時点では毎月の使用料の値上げを受け入れてまで5G端末を所有すべき理由が見当たらないためでした。

次に考えたのはDoCoMoショップに行くことでしたが、すぐにその考えを捨てました。
理由は、この感染症が蔓延する時期に長居したくないこと、2016年のSO-04Eの連打病の修理に際して手続きにひどく時間がかかったこと、過去の経験から商品知識がひどく乏しい店員さんに当たるとロクでもないことになること(電話機どころかドコモの提供するサービスの概要すら詳細があやふやで、こちらからドコモが提供する役務やサービスについて説明をしなければならないようなレベルの店員さんが多すぎます)などです。

さて、そうなるとSIMフリー機か白ROMか・・・と商品を調べ始めた矢先に、ふと「そういえばSO-04Eっていい端末だったけど、一度連打病で無償修理をしたのも初めてだったし、さらに不具合がきっかけで携帯を変えるのって初めての経験だなあ。」という考えが浮かびました。

そこで、やっとケータイ補償お届けサービスという保険に入っていたことを思い出した次第です。

FOMAのころから加入していて、Xiに変更した際には380円に値上げとなっても再加入までしていたのに、これまで一度も利用したことがないサービスでした。

過去四半世紀を超えるドコモの使用歴のなかでこのSONYの端末以外、故障したことがないのだから使うことがなかったため、間抜けにもすぐには思い出せませんでした。

以上前振りでした。

そこで、さっそくどうやって利用したらいいのか検索したところ、My DoCoMo経由で申し込むと受付時間などにとらわれず、かつ負担金が10%の割引になるとのことでしたので、さっそく手続きを開始しました。

しかし、手続きのステップ1からステップ2に遷移すると、この携帯はオンライン手続きができないから電話してくださいといった旨のエラーメッセージが出て手続きを中断されてしまいました。

最初はFirefoxで手続したのが悪かったのかもしれないと思ってChromeなども使って再挑戦しても同じエラーで、どう頑張ってもオンラインでの手続きを拒否する構えを崩しません。

こんなんじゃDoCoMo側も人件費の削減にもつながらないし、ユーザも時間に縛られるし、折角のメリットが台無しじゃないですか、と思いつつ、結局、その場は諦めて、改めて営業時間内になってから電話することにしました。

さて、電話をして、まずオンライン手続きができなかったから電話を掛けた旨をオペレータの方にお伝えすると、「オンライン手続きを開始した履歴が残っていないので云々」とか言い始めて面食らってしまいました。

いやいや、そういう不具合がありましたよ、って報告しているのに、真正面から否定してくることにちょっと納得がいきませんでした。ユーザから不具合の報告があったことを開発側なり上司なりに報告すれば済む話だろうに、とにかく全力で履歴がないからと否定、否定、否定。
なんでここまで頑なな態度なのかわからなかったので、より事象を詳しく説明してみたものの、とにかく二言目には「履歴が残っていませんから知りません」の一点張り。

そもそも、エラーとして処理した事実が記録されてないこと自体が不具合ではないだろうか、と、よっぽどツッコミを入れようとしたのですが、それは火に油を注ぐように思えたので、相手がこだわる「履歴」に着目して、「履歴が残るような手続き方法を教えてください」と伺ってみました。

すると、「メッセージR(ドコモのキャリアメール)でURLを送るので、そこから手続きを開始してください」とのことでした。但し、確実に残るかは保証しないという保留付きでした。

そこで一度通話を終了して、メッセージRで教えてくださったURLから開始したものの、まったく同じエラーとなってしまいました。この提示いただいたURLにはGETパラメータが付与されていてそれが個人情報を示すものかもしれないので公開は差し控えます。

そもそも最初の時と同じ「この携帯はオンライン手続きができない」というエラーなのですから、そのエラーメッセージが示す通り、オンライン手続きを処理を開始したうえで、所有する携帯電話のチェックを行う処理を行い、その結果に応じて判断を行ったうえで処理をするわけですから、処理を開始した時点で履歴を残していないのは不具合だと思うのですが。

結局再度電話でメッセージRをいただいた後の経緯をご説明した後、同様に「記録に残っていない」の返事をいただいて、結局記録にこだわられてしまいましたので、伝えたい趣旨が伝わらないものと観念して、おとなしく引き続き電話での手続きをお願いさせていただきましたが、その後もずっとなぜ頑なにも否定し続けるのか理解できませんでした。

今は分かった気がします。

それは「一度My DoCoMo経由で手続きを開始した場合、途中で電話対応になっても10%割引は有効である」という事実があることを後で知ったからです。
要するに、電話対応となると結局人件費の削減になってないのだから極力割引を認めたくない。だからシステム的に記録に残すのはなるべく遅らせて、オペレータ対応をする担当の方には「記録がなければMy DoCoMo経由で手続きを開始したことを認めるな」という指示があるとしたら、あの頑なな姿勢は納得ができる気がします。
オペレータの方は「記録に残っていない」と仰っていましたが、ドコモのシステムの設計思想から言えば初期段階で弾いた場合は「記録に残していない」というほうが正確・・・なのかどうか。うがちすぎかな?さて本当のところはどうなのでしょうか。

いずれにせよ、SO-04EはMy DoCoMo経由ではケータイ補償お届けサービスの手続きは開始できないことがあるという知見は(今後どなた様かの役に立つかははなはだ疑問ではありますが)得られました。

さて、冒頭から手続きに躓いてしまいましたが、次の段階としてSO-04Eの在庫はすでにないこと、そのために別の機種を提案することの了解を求められましたので、それでお願いしますと、SC-02のLだったかMだったかをご提案いただきました。

新しいバージョンのOSで数年前に発売された新しい機体ということをアピールくださいましたが、SO-04Eを使い続けた人間には新しさはさほど訴求力を感じませんでしたし、SCといわれてもその時はどのメーカなのかもわかりません。

そこで、そもそもどんな端末なのかをおたずねしようと思ったところ、その前にオペレータの方が「ですが、使い慣れたXperiaのほうがいいですよね?」と仰られたので相槌を打つと、今度はSO-02Lというご提案をいただきました。同時に、先ほどのSCと同様に新しいバージョンのOSで数年前に発売された新しい機体であることをアッピールいただきました。

しかし、こちらとしては型番だけ言われても何ができるのかさっぱりわかりませんし、いくらOSのバージョンが新しくともSO-04Eで利用していた機能が使えなくなるようではあまりうれしくありません。
そこで相手からの折角のご説明をいただいてから検討したり断ったりするのも気が引けますので、こちらからSO-04Eの代替機として何を重視しているのかをお伝えしてご提案をいただこうと思い、「その携帯にはこういった機能がついていますか」と、SO-04Eで利用していた具体的な機能をお伝えしました。

すると、そのSO-02Lという端末(今検索したらこの機種はXperia AceというSO-04Eと同じ読みの携帯だったみたいです。SONYのブランド戦略はよくわかりません)にはいくつかの機能がついていないということで、条件に見合う端末を探してくださるというお申し出があったので、喜んでお願いしました。

その間、xxという機能はもうどの携帯にもついていないからなくてもいいか、4.6インチから画面サイズは大きくなってしまうけど問題はないか、など、一つ一つ丁寧に聞いてくれて随分親切に探してくださった結果、SO-03Lという端末をご提案いただきました。

無論型番を言われたってこちらはちんぷんかんぷんなのですが、あれだけ丁寧に探してくださったのだから不満のあろうはずもありません。ご提案いただいた機種でお願いしました。

次のステップで「SIMのサイズがミニからマイクロにかわるので無償でSIMカードを送るので開通手続きが必要」との事でしたが、私は2016年の故障時に代替機として自前でSIMフリーなMicroSIMのLTE対応タブレット端末を用意した際に、金を払ってDoCoMoショップでSIMサイズを変更済みでしたので、その旨をお伝えしたのですが、なぜかなかなか理解してもらえず、ひたすらSIMを送り付けようとしてくるのにはまいりました。
おそらくユーザーが事前に自前でSIMサイズを変更しているという想定がマニュアルになかったことが、この謎の態度の理由なのではないかと思います。

最終的には意思の疎通に成功したようで、SIMカードそのものは送付されませんでしたが、SIMカードを送付したという書状は送付されてきて、「ああ、DoCoMoという会社は自社が何を顧客に貸出しているのかが把握できてないんだな」ということは勉強になりました。

その一方で、充電端子がUSB-miniBからType-Cになるということで、ACアダプタになるかminiB-Type-C変換アダプタになるかはわからないものの、どちらかをつけてくださるとのことでした。その日から充電できるので大変ありがたいお申し出でしたので喜んでお受けしました。
このとても親切なご対応は、充電口の形状が異なる機体への交換となる場合の手順がマニュアルに存在していたためであったと思われます。

最後に配達予定を教えていただいたのですが、当日中に届くということで大変驚きました。しかも配達予定時刻が夜間なので受け取りをできそうなので喜んでお願いして、手続きを終えました。

その後、本当にその日の夜に届きました。

受け取ってしばらく時間が取れたときにSO-03Lとはどういう端末なのかを調べたところ、2019年のフラグシップモデルだったそうで驚きました。SO-04Eも当時はツートップだとか言って売り出していましたが、10万円を超える端末ではなかったです。
しかし、たった数か月で販売を終了したとのことで、何やら謎めいています。
将来に何か起きることが分かって、市場に出回る数を・・・とか、連打病経験者としては妄想してしまいます。ないとは思いますが。

内容物は、SO-03L本体と、「microUSB変換アダプタB to C」の2点でした。
その代わり、「3.5mmイヤホン変換・テレビアンテナケーブル(SO01)」、「クイックスタートガイド」、「ご利用にあたっての注意事項」の3点は付属していませんでした。

SO-04Eにはワンセグ用アンテナが内蔵されていたので、アンテナが別添だったのには気づきませんでしたが、充電中にチューナを起動すると受信できたので、電灯線がアンテナ代わりになるようだということが分かったので問題はなさそうです。

内蔵電池の充電能力は80%以上で良好という表示です。まあ、良好っていうならそうなんでしょう。

OSのバージョンは11になっていました。9年で4.2.2から11です。アプリを保守する立場からするとしょっちゅうAPIが変わって保守コストがきついですが、便利にもなるわけですから文句も言えません。

SO-04EからSO-03Lへのデータの移行については、Xperia名物のSONYご自慢の「Xperia Companion」アプリは、例によって全く役に立ちませんでした。
SMSの履歴を除いて通話履歴や連絡先などはDoCoMoの「ドコモバックアップ」アプリでSDカード経由で行えました。ついでに壁紙もSO-04Eのデフォルトの壁紙に設定されてしまいましたのはご愛敬でしょうか。
SMSの履歴については、「JSバックアップ」というアプリを利用させていただいたことで、これも無事に移行することができました。

最後に、SO-04Eの初期化処理を行い、黄色い袋に入れて、配達記録照会用のバーコードを控えて発送して、翌日にドコモさんに到着したことを確認しました。

とりあえず申し込み手続きを終えた感想としましては、とても親切に対応してくださいましたことが印象的でした。

一方で、ちょっとでもDoCoMoが想定していない事柄にぶつかると途端に対応がグダグダになるということも、また印象的でした。

また、返送した貨物の配達記録を追跡できるのはありがたいのですが、日本郵政が配達したと主張しても、ドコモさん自身が受領したかどうかを自分自身で認識しているか否かは話が別なので、ドコモさん自身からの貨物の受領の通知がないのはちょっと不満です。

故障で保険を利用したので、ケータイ補償お届けサービスはどうなったのかな、と契約情報をMy DoCoMoで参照すると、保険料もそのままでSO-03Lがケータイ補償お届けサービスの対象機になっており、端末使用年数もSO-04Eを引き継いで継続されていました。

その後はスタミナモードでAirDroidを使うと高熱を発してハングするとかいろいろ楽しんでいますが、表題の件とは無関係ですから、本記事はこれまでとさせていただきたく存じます。

ここまで駄文をお読みいただいてありがとうございました。