2016年9月22日木曜日

MediaPad T2 7.0 Pro購入

前回のXperia A(SO-04E)の記事の続編です。

修理依頼時、ドコモショップで代替機を借りませんでした。
またドコモショップに行ったり来たりするのが面倒だったからです。
最悪でも生きているFOMA端末も持っているので、SIMさえあれば通信、通話には困らないという個人的な事情もありました。
関係ありませんがMOVA端末ですらまだ電源が入ります。通信も通話もできませんから何の意味もないのですが。

メインで使っていたSO-04Eですが、修理したところで、いつかは同一の症状、または別の故障が発現することは火を見るよりも明らかですが、まあ、修理したんだから当分は持つだろうと期待して、急にメインじゃなくてサブ機を(本当な意味での待機系ではなく玩具にできるような)持ったら面白いかなあ、と思ってしまったので、これまで使っていた「常に携帯して使いやすい小型機種」で不満だった「画面がちいせえよ!」という不満を解消しちゃおうかなー、と急に思い立ってしまいました。

実は前々からタブレットには興味があったのですが、ぶっちゃけこの文書を書いているPCがあるのであんまりデカすぎても絶対使うわけがないということはわかりきっていました。
でかい画面ならPCにくっつけてあるモニタのほうが断然見やすいし、ちょっとした作業もキーボードとマウスが常備されてるPCでやっちゃうよなぁ、と。

最初は白ロムで買う前提で富士通のARROWSタブには相当惹かれましたが、やっぱり10インチとなるときびしいなあ、とか、7~8インチ程度で通話もできるシャープAQUOSパッドなんかに目移りしたりとかしつつ、なんとなく決定打に欠けるような気もして時間ばかり過ぎてしまっていましたが、ふと中国製の格安タブレットなんていうのもあったな、今どんな感じなんだろう、と思って調べてみました。

驚きました。すごいじゃないですか。
中国だけじゃなくて台湾、韓国も含めると大変選択肢の幅が広くてびっくりしました。
新品で毎年故障して買い替えても屁でもない価格でなかなかの性能。

こりゃスゴイ、と思いながら各商品を眺めていると、その中で特に目を引いたのがHUAWEIという会社のMediaPad T2 7.0 Proという製品でした。最近まで品薄だったようだったのですが、たまたま調べたときは再入荷ラッシュだったらしく、私自身は定価で購入することができました。税込約\26,000円なり(量販店のポイントを勘案すると\24,000円相当)。

いまはさらに2~3000円ほど安くなっているようです。

SIMフリー機で日本国内向けということもあって、最初からMVNO向けのAPN設定が用意されており、SIM(LTE/3GはナノSIMです)を挿すだけで使えるようになっていました。
逆に、DoCoMoのspmode.ne.jpなど、大手キャリアのAPNの設定は用意されていませんでしたので手動で設定する必要がありました。

購入してからまだ10日ほどしか経過していないので、今後どういう不具合が起きるかはまだまだ分かりませんが、現在のところ大変良い買い物だったと思っています。

ただし、初回設定時、HUAWEIが全部情報抜くことに同意せい、という、とんでもなくおっかない約款に同意しないといけません。

まあ、相手が中国だから余計に警戒してしまうものの、MicrosoftもAppleもGoogleも似たような約款を設けてるし、はるかに小粒の土管屋のくせに猿真似で似たようなことをなさっておいでな国内通信業者もおいでになりますので、そういう流れなのでしょう。

一応、通信を監視しつつ捨てgoogleアカウントで運用(やっぱりコワイ)していますが、現時点で、(自宅内運用なので自宅Wifi基地局経由で)自宅サーバを経由してネットを利用しておりますが、不審な通信も発見できておらず、ファイアウォールアプリも(これは主目的はLTEなどデータ通信時の余計な通信を阻止するためなのですが)不審な通信先や不審なアプリを報告していません。

ハードウェアそのものは、液晶も見やすいし、バッテリの持ちもよく、7インチというサイズの割に軽くて持ちやすい。見てる人からすれば大きさが異様かもしれないが、電話も普通のスマホと同様に耳に当てて行えるので通話相手の音声が周りに筒抜け、ということもありません。

動画の再生もH.265の高負荷ファイルも難なく再生します(実際のところXperia Aもソフトデコードで余裕で再生できるんですが当時は高級機だったんだから当たり前ですわな)。
ただ、やっぱり廉価機ということで、画面の広さの割にはCPU性能が追い付いていないのか、遷移時など、たまにオヤ?と思わせるようなカクつきなどはあります。
私は携帯端末ではゲームは一切やらないのでその辺のSoCに対する要求度の事情は詳しくないのですが、多分使い物にならないんじゃないかな、という想像はつく程度にはキビキビしてはいません。

逆に地図とか調べものとか、情報の閲覧といった作業は、4.6インチじゃあまりの小ささにやる気も起きないようなことが片手で持てて気軽に行えるのでこれは大変向いています。
持ち運んで電話・メール・ちょっとしたメモの確認、自炊本(漫画を除く)の読書はメインの4.6インチのSO-04Eはやっぱりとてもいいサイズです。しかし、それ以上のこと、例えばメール入力だって心の底から面倒なほど小さくてやりたくない。
ガラケーとスマホ2台持ちの人の心理がよく分かった気がします。その点でも勉強になりました。多分やらないけど。
やるなら1万円台のWifi専用タブ+テザリング可能な小型機がイイですね。

ま、それはそれとして、今度はダメな点ですが、やっぱりMicro-B端子経由からしか充電できないのは面倒。
加えて、急速充電に不対応。

使い方次第ですが、まあ、丸一日使ってもバッテリはまだ6割以上残ったりしてる機種なので帰宅後翌朝まで充電すれば済みますが、向きが決まっている繊細な端子を日々挿抜するのはとても使い勝手がいいとは言えません。

端子を充電以外に使うことはまずないという方はマグネット式などの給電部品で埋めてしまい、クレードルっぽいのを自作するなりして置くだけで充電できるような仕組みを整えないと、率直に言ってUSBケーブルを挿しっ放しで、そのうち滅多に持ち出すこともなくなってしまうんじゃないかと思います。
給電受け口として端子を埋めてしまうと、端子をUSBとして利用する機会が多い場合、その挿抜の作業でかなり不便を強いられることはご想像に難くないと思いますので、この機種は向かないと思います。USB端子経由の給電だけでなく別端子からの給電に対応した機種を強くお勧めします。

あと、以下はダメな点、というほどではないにせよ、気になる人は気になるかもしれない点を列挙しますと、まず、海外機、というより国内向け機以外でめったに見ませんが、当然ストラップホールはありません。
Xperia Aはちっこいので首かけ式のガラケースタイルのストラップも似合いますが、こういう大型機は指に引っ掛けるタイプのストラップがあると大変便利なのですが、なかなか海外の人は相当に器用らしくて落下させることがないらしく、なかなかストラップホール付きの機種がないのはこの機種に限らず残念な点に思います。

また、安い端末だし、もともと防水機能を設けるなんて海外製品じゃ稀ですから当たり前ですので言わずもがなですが、当然防水機能はありません。
気になる人はZiploc必携です。(防水携帯でもZiplocはお役に立ちます)

あとは、割ときれいな液晶で、かつ大きな画面で映像を楽しんでいても、音声はモノラルです。
スピーカが一つしかないんだから当たり前ですが、7インチもあって結構でかい画面なのに片側からしか音が聞こえない、というのは割と気になる人は気になるかもしれません。むろん、ヘッドフォン端子もありますし、Bluetoothもついていますから、そちらを利用すればきちんとステレオで聞こえます。

まあ、ほとんど価格を考慮すれば度外視してかまわない点をいくつかあげつらいましたが、こんな程度しか不満というかザンネン度がありません。
そりゃNFCがーワンセグがーFMラジオがーNOTTVがー(見たことないけどなくなっちゃいました)Wifi5Ghz帯がーacがーとか言い出したら、そりゃもうハイエンド機買ってこいということでよろしゅうございましょう、ということで。

今回はたまたま故障のせいもあり、単体で通話可能、かつそれなりのサイズのタブレット、という条件にがっちり嵌ってサブ機どころかメインでも運用可能っぽい機種に巡り合えて本当に幸運でした。
まあ、買った4日後にXperia Aが帰ってきて、その再設定、特にDoCoMoアプリの再設定の異様なまでの面倒くささや意味不明なエラーメッセージにほとほとウンザリして、シンプルなこの機種に余計好感を抱いてしまったという事情もあるかもしれませんが、大変満足しています。

ま、でもやっぱりメインはXperia Aなんですが、再度故障したとき、また同じように高級機を買ってメインに据えるか?と自問すると、絶対にそうしたい、とは言い切れないものを覚えるところが正直なところです。

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