2016年9月26日月曜日

246E7QDSB/11購入

えらい難解な商品名ですがPHILIPSの23.6インチフルHD液晶モニタです。
折角なのでちょっとレビューでもしてみたいと思います。

その前に余談です。
これまで使用していたAcerのモニタがスリープ復帰時などに一瞬画面が点灯してすぐに消えてしまうという状態に度々陥るようになってきました。
モニタの電源を数度再投入すると映り、一度映ってしまえばあとは問題ないのですが、この症状から察して電源に問題があるように思います。

おそらく冷陰極管点灯用インバータとか起動しようとしてコケてるんでしょう。
こういうケースだと寒くなるとより一層電源が入りづらくなります。

テレビがまだブラウン管で、観音開きの箱に入っていたころ、テレビをつけてからだんだん温まってくるとようやく画像が見えるようになる時代もあったなあ、などと子供時代を思い出していても何の解決にもなりませんので、まだ気温が高く、数回の電源投入の試行で映るうちに何とかしようと思い、代替となるモニタを探し始めました。

どうせ予備のモニタもあるし、完全に映らなくなったわけではないのでのんびり探していましたが、表題の製品を知り、Amazonにて\13,980で購入。

この価格で販売しているところが多いようです。
私が購入した金曜の晩の時点で\1,000安い店もありました(今日(2016/09/26現在)も\12,980で販売されていました。実際に買えるかどうかは買ってないのでわかりません)。

同価格帯の製品に比較して格上のパネルでさらに5年保証。ウーンスゴイ。
PHILIPSのブランド価値も本来であれば相当なもんですが、このモニタに関して言えばほぼ中国製品というべきですからまあ、その辺は。

この機種は調べてみると口コミサイトでは初期不良が多いというレビューが散見されましたが、幸い異常は認められませんでした。

さて、本題です。

開梱時は箱上部にある説明イラストの通りスタンドの脚部が入っていますので、不用意にモニタ本体を挟んでいる発泡スチロールを上に引き抜くと摩擦で一緒に出てきてしまいます。
スタンドの足は結構重量があるので、足などに落としてしまうと痛い目に会います。
スタンドの足以外にもケーブル類の添付品が結構あるので、それら添付品を取り出した後に油断してモニタ本体を出そうとすると、スタンドの足はさらにその下、見えない位置に添付されているので要注意です。

この製品はこの価格なのにモニタに搭載する入力系統(HDMI,DVI-D,D-sub15ピンの3系統)に対応するすべてのケーブルが標準で付属してきます。買い替え時には元のケーブルを使うでしょうから無用の長物ですが、買い増し、新規購入時にケーブルを買わなくちゃいけない場合には結構魅力になるでしょう。ケーブル長も1.5m以上あるので大抵の間には合うはずと思います。但しMHLケーブルは付属しません。

この製品はモニタ本体には電源を装備せずに外部AC/DCアダプタから給電します。
下手に家具の後ろにアダプタを置いてしまうとトラブルの元ですので、アダプタの設置場所については、モニタの設置場所とコンセントの配置場所によっては考慮する必要が出てくるかもしれません。
アダプタからのDC出力はケーブル交換不可、おおよそ1mくらいかな?
ACからアダプタまでのケーブルは国内で一般的な3ピンソケット・2ピンプラグですので交換可能。一般的な3ピンソケットなのでもし長さに不足しても、その辺に転がっているケーブルを転用可能です。

ベゼルですが、かなり狭額縁。上左右は7mmくらいだろうか。
複数枚パネルを横に並べて使う人には魅力かもしれません。
そのかわり材質がプラということもあり、ちょっとベゼルを押したりするとフニャフニャと動きます。特に製品下部のPHILIPSロゴがついている突起は、そこをつまんで動かすとパネルとの間に楽に大きな隙間が空くので、もしこれを会社で使ってる人にどうしても読ませたい資料やメモがあるなら、その空いた隙間にメモをはさんでしまうといいかもしれません。

標準で付属するスタンドは結構おしゃれ。見た目は華奢に見えますが、実際に使うと安定感があり、背面の操作カーソルを使ってもグラつくことなく23.6インチのモニタをしっかり支えてくれます。
個人的にはこれまで角形や丸形スタンドなど大きく面積を取るスタンドを使っていたので、モニタ下部がすっきりして、このスタンドへの評価は高いです。

肝心の画面ですが、さすがにPLSを謳うだけあって発色は良好。
このパネルでこの価格は本当にすごい。
初期状態では猛烈に高輝度・高精彩なので相当明るいところで使うのではない限り、かなり眩しいので調整の必要があると思います。
私の場合、輝度を10%まで落としました。色も結構けばけばしいと思いますが、まあ、これは別に写真家でも写植屋でもないので割とどうでもいいです。が、異機種を並べて使う人にはちょっと気になるかもしれません。

低輝度になるとバックライトの点滅速度の影響などでフリッカーがひどくなってしまうことがありますが、10%まで輝度を落としても全く問題を感じません。
別に疑ってたわけではありませんが、246E7QDSB/11のフリッカーフリーという謳い文句に疑義を差し挟む必要はないようです。実にありがたい。

で、輝度やら何やら調整するためには画面向かって右手背面の電源スイッチを兼ねた十字カーソルを使用するのですが、私自身は操作性に難を感じませんでした。
背面にあるのでカーソルそのものが見えなくても、上下左右がすぐわかる形状になっているので指先だけで問題なく操作できました。
但し、相当使いづらいというレビューも見たので、このUIには得手・不得手が分かれかもしれません。

使っているKVMスイッチのVがD-subのみでDVIやHDMIに対応していないため、リブートなど短時間の作業時には直接モニタ側の入力系統の切り替えでやっちゃっているため、この十字キーを使っての入力系統の切り替えについては購入前には操作性を懸念していたのですが、さすがにワンタッチ切り替え、とはいきませんが、特段不満を感じることなくスムーズに切り替えが可能でした。
使うたびに価格を思い出す必要はなさそうです。

あとは・・・このメーカは画面の焼き付きに相当苦労させられているのかな?
Pixel Orbitingという機能がデフォルトでonになっていて、これは何をする機能かというと定期的に画面全体をちょっとずつずらして焼き付き防止を図るというもの。
コードを睨みつけながらロジックを考えているときにこの機能でピクっと画面がずれると、結構びっくりします。
しかし、こういう駄文を書いたりブラウザで調べものをしているときにはあんまり気にならないので、気合を込めて画面を睨んでない限りあってもなくてもどうでもいい感じです。
1ドットずらすだけでも効果あるのかな。

加えて、電源投入時など、わざわざOSDでもって焼き付くから注意してくださいという注意書きが表示される念の入れようです。
余程ひどい目に会ったものと推察いたします。

買って一週間から一か月が初期不良の山なので、昨日今日な私から言うのは僭越かもしれませんが、この商品は価格対性能比は相当高いといっていいと思います。

初期不良の多さに関する噂は確認できませんでしたが、もしそれが気にならないのであれば、用途次第にせよ十分メインで使っていけるモニタがこんな価格で買えるのですから、本当に有り難いとしか申し上げようがありません。

今月はなんだか散財が続いてしまいましたが、今のところ満足度の高い製品に巡り合えていて大変うれしゅうございます。
季節の変わり目って、やたらとなんか壊れるんだよなぁ。

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