2015年10月8日木曜日

Cities: Skylinesをやってみた

Steamで半額セール中だったので買ってみました。

確かにスバラシイ。私はこの手のゲームが大好きなもので、思わず時間を忘れてプレイしてしましました。
ですが、それこそあちこちの紹介記事やblogなどで大絶賛されているほどのものかと、現状では正直微妙でした。

たしかに、SimCity(2013、以下年号を省きます)をやっていると大変に不満に思う点はマップサイズなのですが、その点に関してはまるでSimCity4の時のような自由な開発が可能なのと、SimCity4より優秀なのはいちいちマップを切り替えなくても、マシンスペック次第(とオブジェクト数)では広大な地域を切り替えなしで開発できる点は、やっぱりゲームとしての楽しさとして重要な要素だと強く再確認しました。

ですが、どうも・・・うーん。

SimCityで満足している点がCities: Skylinesでは行えず、Cities: Skylinesで満足している点がSimCityでは行えなくて、というモヤモヤ感はどうしてもぬぐえません。

正直言ってSimCityで不満な点はマップサイズと椅子取りゲーム。それがないからCities: Skylinesは優れている!
というわけにはいかないのが困ったところ。

各種データの見せ方や操作方法、遊び心(犯罪率が上がると建物に落書きが増えるとか)などはSimCityが一日の長どころか断然優れています。その他も含め、まさにこなれたつくりです。
一方、まだまだ路面電車はないし高架の駅もモノレールもありませんが、Cities: Skylinesはマップ内で鉄道が意味を持つとか(日本の首都圏に住むと鉄道の重要性を災害が起きるたびに再確認させられるのもあってか、道路だけだと味気ない)、I/Fの改善も含めてコミュニティレベルの開発が活発でSimCity4でいうMODとかBATが多くあるのも魅力ですし、そもそもマップが広く田舎町と都会を表現できるのはこの手のゲームとして極めて重要だということは論を待ちません。

それに価格差。SimCityとCoTを定価のまま買ってしまったのに、もともとの価格がCities: Skylinesは安いのに今回は半額で買ってしまったので、もう何をか況や、ですが、この手のジャンルを担うのは現在のところこれしかないのです。

SimCityはもうMaxisが解散していますし、CD版SimCity4もDRMの関係で動きませんし(Windows10にした私が悪いのです)、もうEAがなぜか本気になってMaxis以外に作らせてSimCityを復活させる、なんてことはまず期待薄ですから、このCities: Skylinesが育ってくれないと、この手のゲーム好きにとって甚だ困りますが、作っているスタジオはそれこそ零細ですから、Paradox次第です。パブリッシャとしてのParadoxにそこまでの気合と体力があるのかどうか。

なんだかCPUとGPUのファンのうなりがものすごいことになるゲームなんて久しぶりで(ミドルウェアが無駄に使ってんだろうと思いますが、各OS向けに同時開発出来て低価格でリリースしてくださってるんだから文句のつけようがありません)、愉しくてしょうがないのですが、やっぱり自分の街づくりのセンスがないことに真正面から向き合うマゾいゲームなのはSimCity4から変わらず、選挙も経ていない市長として強権を発動しまくって市民の皆さんには大変申し訳ございません(が思い通りに都市開発しちゃいます)。

市議会がなくてよかった。

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