チラシの裏です。
個人用ホームページの天気予報欄の表示がおかしかったので調べたら、リニューアルなさったんですね。ちっとも知りませんでした。
Android用のウィジェットなど、いくつか依存するアプリを作っていたのですが、まあ、もう当時のような気力は戻ってこないでしょうねぇ。
もう10年近く前に作ったアプリが現役で動いていただけでも御の字ってところでしょうか。
本来なら気象業務支援センターからデータを買わないといけないんでしょうけど・・・やっぱり個人では難しいです。
結局、「気象庁ホームページのコンテンツの利用について」で許されている範囲内で気象庁の負荷にならないように極力注意をしたうえで、ページからスクレイピングを行って実装していました。
ただ一つだけ、冒頭に触れたページですが、具体的には単に注警報や天気図、天気予報とかアメダス値がパッと見られるページなのですが、これがまた個人的には実に便利でしたので、再度実装するとしたらどうしたらいいのかな、とちょっとhtmlページのソースを拝見しました。
設計思想からしてすごい変わりようですね。
従来はサーバ側で全部作っておいて、静的なページとして配信していましたが、今回はhtmlで記述する部分はひな形だけで、データ自身は別個にそれぞれのホームページの閲覧者のブラウザから直接サーバに非同期に通信して取得して、そのデータを(ある程度の加工を行っているケースもありましたが)ひな形に当てはめていく形式になっていました。
その非同期で取得するデータの形式はjsonでした。
jmaさんといえば一時期全然必要性を感じない電文やマイコンで直接処理するような電文にもXML化を推進する勢いでしたのに、どうしちゃったんでしょうか。
しかしjsonを採用してくれたおかげで、電文形式が極めて簡素で、かつ大変利用しやすい形式にまとめられているので、簡単に個人用ページを作り替えることができそうです。無論、ブラウザ上から直接ajaxでjsonを取得しちゃうと毎回ページを閲覧するたびに気象庁にクエリが飛ぶので、それは最低でも天気予報が更新される一日三回までに抑える必要があるので、ひと手間は必要ですが。
それにしても、ちょっと引っかかるのは、jmaさんがホームページに広告を掲載する決断を下したことです。
jsonのデータって果たしてjmaさん的に「気象庁ホームページで公開している情報」に該当するのでしょうか。
XMLデータは気象業務支援センターの営業を邪魔しない程度に遅らせてjmaさんのホームページから入手できますが、これは堂々とその配布のための専用ページも設けられているため、「気象庁ホームページで公開している情報」に該当するでしょう。
一方、jsonデータに関する記述は現時点ではどこにも見当たらず、かつ、それだけではホームページを構成していません(ひな形に当てはめて初めてホームページとして完成します)ので、jmaさんが何らかのアナウンスメントを出すまでは、愛知県岡崎市の例もありますし、当面は出来上がったページへリンクを張る程度にとどめ、様子を見たほうが良いかもしれません。
多少遲くていいなら(そして煩雑なXMLでもいいなら)府県予報でもいいわけですから、おいおい考えていきたいと思います。
それにしても、前代のホームページは19年間も現役だったそうです。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
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