2017年7月6日木曜日

CentOS7のGnome3でのログイン画面にサーバ名などを表示したい

CentOS7での標準のWMはGnome3なのですが、デフォルトの状態だとユーザ一覧は表示する癖にサーバ名を表示してくれません。

普段はターミナルから接続するので滅多にないことですが、XDMCPであちこちの別マシンにGUI画面でログインを繰り返す必要があったりすると、時々「アレッ?これどのCentOSだったっけ?」となりがちです(多分私くらいだろうけど)。

そこで、Gnome3のログイン画面上にサーバ名を表示させたいと思います。
それにはバナーテキスト表示機能か、ロゴアイコンがお手軽です。

前準備
/etc/dconf/db/gdm.d に、(ファイル名は何でもいいので今回は)01-server-name というファイルを作成します。

  1. バナーテキスト表示機能を利用してサーバ名を表示する
    01-server-name に以下の内容を記述します。
    [org/gnome/login-screen]
    banner-message-enable=true
    banner-message-text="(server名)へようこそ"
    上記の例の通りUTF8で記述すれば日本語も表示可能です。
    但し、この方法だと、パスワード入力画面にならないと表示されません
    Gnome3ってホント余計なことばかりするスバラシイWMですわね。
  2. ロゴ画像を表示する
    この場合は、例のCentOSというロゴ画像がある場所に、指定した画像ファイルが表示されます。
    01-server-name に以下の内容を記述します。
    [org/gnome/login-screen]
    logo='/usr/share/pixmaps/hostname.png'
    hostname.png(名前は何でも構いません)はどんなサイズでも縦48pxに合わせるようにリサイズされます。
    また、png以外にもjpegやらsvgやら、ほとんどの画像種に対応しています。
    透過色も有効です。
もちろん、両方同時に設定することもできます。
後始末に
gconf update
を行うと、次回ログイン時から上記設定内容がログイン時に表示されるようになります。

これを全サーバに仕込むわけですが、テキストの場合は`hostname`とか指定できずに固定文字列だし、画像もいちいち手動で作るのもだるいので、シェルスクリプトを一つ組んで、上記内容を自動生成されるといいと思います。
画像の場合はImageMagickのconvertコマンドを使ってhostnameコマンドで取得した文字列をテキスト化すればお気楽です。

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