2013年10月2日水曜日

バックアップとリストア失敗

コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\Windows 7 のファイルの回復

こいつを使うとベアドライブバックアップができると聞いて早速試す。
vistaではこういう類の奴はネットワークに対応しておらずに残念だったけど、windows7からネットワークに標準で対応とうれしい限り。

vistaやwindows7同様、バックアップイメージファイルは仮想ディスク形式なのは変わっていなかったため、最悪の場合でもファイル単位で取り出すことができる。こりゃいいや。

じゃあリストアしてみよう。
はい。できませんでした。

結論から言うと、UEFI経由で起動したwindows8上で「Windows 7 のファイルの回復」の「システム イメージの作成」(ややこしい)を用いて作成したバックアップイメージのリストアは、UEFI経由で起動したインストールDVD(システム修復ディスク)からでなければ行うことができない

たったこれだけの結論を得るために苦戦した。
ウラシマってレベルじゃねぇな。

これはwindows8の問題ではなく、UEFIを採用したシステムへインストールできるwindowsすべてに共通する問題なんでしょう。

恥の記録をしておこう。

経緯:
  1. リストアのためにインストールDVDから起動する必要があるといわれる。
  2. 起動が早すぎて?ブートメニューが出ない。
  3. よくよく調べてみるとwindows8は初期状態では「シャットダウン」を選んでも、実はハイバネーションを行う。言い換えでユーザを翻弄する作戦に見事に引っかかった。
    昔Libretto70で苦労した思い出がむくむくとよみがえってくる。
    ブートメニューを出すだけならば回避策はいろいろあるようだが、ハイバネーションする必然性が全くない。むしろ起動トラブルの元だし。退避先のファイルが壊れたらどうなるかわからない。windows8のことだから「初期化すりゃいいんじゃね?」とか鼻であしらわれて悲しい気分になりたくない。
    それにメモリ量に相当する巨大なハイバネーション用のファイルも無意味に居座ることになる。
    レジュームなんぞしなくても十分に起動は早いよもっと自信持てよ。
    したがって、この無意味な労働からwindows8様を開放して差し上げる。
    なお、従来の意味でのシャットダウンをwindows8様に行っていただくには:
    コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\電源オプション\「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」
    にて、
    シャットダウン設定 → 高速スタートアップを有効化
    のチェックを外して差し上げる。
  4. なんとかこれでやっとブートメニューを出せるようになっても「Windows Boot Manager」しか選べない(DVDが選べない)
  5. どうしてもわからなかったのでマザーのサポートに問い合わせると、BIOSにCSMという項目があるからそいつを有効にしなさい、とのありがたい仰せ。
    ヴォーコエー、DVDドライブも現代ではレガシーなのかBDじゃないとだめなのか!?
    早速その項目を見てみると、レガシーデバイスを有効にするとある。
    要するにこれを無効から有効に変更してみると、DVDから起動する選択肢を選ぶことができ、実際に起動もした。さすがサポート!心強すぎる。
  6. リストア用のプログラムも無事起動し、バックアップ元ファイルも指定できたので、いざリストアをしようとするとEFIがどうのこうのとおこ。激おこ。
    このシステムイメージはEFIを使ったコンピューターで作成されましたが、このコンピューターはBIOSを使用しています
    リストアできなかった。
UEFIってのはさっき怒られたEFIとやらの発展形だそうで。
だから何だと聞いてみても何の解決にもならないんだけどね。
実は買ったマザーはUEFI対応なんだそうで。

ただディスクイメージを書き戻せばいいんだよ。
ひたすら1バイトづつ丁寧に書き戻せばいいんだよ。
やってみたうえでダメならわかるけど、やる前から出来ないなんて言うんじゃないよ!!
何の解決にもならないんだけどね。こんなこと書いても。

長いけど項目わけてもあれだからこのまま続けてみる。

まず、UEFIとはなんぞや、というところから調べてみても、ディスクイメージを書き戻すにあたってUEFI経由で書き戻すプログラムが起動していなければならない理由を見つけることができなかった。むちゃくちゃ端折って言えばEFI用のブートファイルがEFI専用パーティション(FAT32)のどっかにありゃいいよ、ってのとパーティション構成が(もっと言えば順番が)あってりゃいいよ、ということだと理解した。

NVRAMにアクセスできないのかな?
出来なくて結構なんだけどな。
EFI用のパーティションもバックアップされているんだから。

リストアプログラムがリストアさせないのは、技術的な問題ではなくセキュリティ的な問題や政治的な問題から抑止しているのかも(かっぱらってきたイメージをそのまま焼かせない、とか、別マシンにリストアしたら動かねえよ、という苦情になんか対応したくない、とか)。
XPぐらいのころからつづくMS様の愚民政策のよーな気がしてならないひがみやさん。
ブートシーケンスも隠すようになって久しいし、何かトラブルが出ても理由は明示されないで、できません。つかえません。管理者にお問い合わせください。の一点張りのケースが増えている気がしてならないんだよねえ。。。

まあ、話は飛びすぎたけど、無理やりリストアするにはどうするか、という問題に対する解決への糸口にはなりそうだけど、OSから再インストールしたほうが早そうだわ。

ただし、この場合はハードウェア構成も変わっていない。
バックアップしてあるんだからそれをそのままリストアしたい。

再インストールとなると、アプリのDVDやらををとっかえひっかえしてインストールするのも大変だし、システムや各アプリの設定だって普段使ってる状態に戻すまでとても時間がかかるし。
リストアが必要って状況はもうかなりへこんでいる状況のはずだから、そんな忍耐力を鍛えるような修行をしたくない。
ていうかこないだvistaからの移行でやったばかりだからすぐバックアップとリストアの検証をしているわけで。

そこで手順を見直してみる。
どうも経緯の項番(5)が引っ掛かる。
レガシーってことはBIOSから起動ってことなんだよねきっと。
リストアプログラムのメッセージの日本語がおかしいんで(現にエラーメッセージがいうところの「システムイメージはEFIを使ったコンピューター」に対してリストアをしようとしているわけで)、このコンピュータはBIOSがどうのこうというよりBIOS経由で起動した場合はリストアできないというように解釈してやると、CSMを有効にしてはいけない、ということになる。

すると、どうやったらUEFI経由でDVDからブートすりゃいいの?という経緯の項番(4)に戻る。
今になって思えば、確かにDVDからは起動できたけど、BIOS経由ではなくてUEFI経由でDVDから起動する方法を問い合わせれば、違う回答が得られたんじゃないかと思う。
そのころにはまだUEFIの知識もなく実際にDVDから起動できているわけだし、聞きようもなかったんだけどね。

CSMを有効にしたり無効にしたり、試行錯誤しているうちに、ようやくわかった。
インストールDVDを入れた状態のままシステムをブートすれば、UEFI経由でインストールDVDを起動元に選択できるということに。
たったそれだけ。

そして実際、UEFI経由で起動したインストールDVDからリストアできた。

ブートメニューを出してから、インストールDVDを入れる、という習慣だったため、ブートメニューが表示されるまでにDVDが認識できてればUEFIからのブートが可能になるなんて思いもしなかった。
これが分かった瞬間、とてもぐったりした。

別の不安もよぎる。
DVDドライブの立ち上がりが遅い場合、ブートメニューが表示されるまでにドライブがスタンバイできない場合、UEFI経由でインストールDVDを起動できないってことだよね。。。

そして後日、windows8.1previewにはwindows 7 のファイルの回復がないということを知ったのであった。

めでたしめでたし。

(さらにその後、定期バッチにはできないけど8.1製品版には手動では行えるツールがつくという話も風のうわさで聞きました。wbadminも残るとか。
まあ、Microsoftアカウントとかいうのは持ってないし、当分縁はなさそう。)

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